開催日 | 2023年12月19日(火) |
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開催地 | Web |
☆市販薬の30%以上を占めるGPCRを標的とした医薬品開発について、
最新研究動向や手法と共に、以下の様なキーワードを含めて解説いたします!
・分子薬理学的アプローチによるGPCRの機能解析。
・X線結晶構造解析を用いたGPCR構造解析。
・クライオ電子顕微鏡単粒子構造解析(SPA)を用いたGPCR構造解析。
・GPCRとシグナルバイアス/ロケーションバイアス 等々。
【テーマ名】
Gタンパク質共役型受容体(GPCR)創薬に向けたGPCR構造機能解析の現状
~GPCRを標的とする創薬シーズ開発への展開に向けて~
【講師】
東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻
准教授 博士(理学)
加藤英明 先生
【経歴】
2002~2005年 開成高等学校
2005~2007年 東京大学 教養学部理科II類
2007~2009年 東京大学 理学部生物化学専攻 (卒業研究:坂野 仁 研究室)
2009~2011年 東京大学 大学院理学系研究科 生物化学専攻 博士前期課程(濡木 理 研究室)
2011~2014年 東京大学 大学院理学系研究科 生物化学専攻 博士後期課程(濡木 理 研究室) 博士号取得(理学)
2014~2019年 スタンフォード大学 医学部 分子細胞生理学科 博士研究員(Brian Kobilka Lab)
2019年~現在 東京大学 大学院総合文化研究科 先進科学研究機構 准教授
(東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系 准教授)
2020年~現在 東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 准教授(兼任)
【専門および得意な分野・研究】
・GPCR(Gタンパク質共役型受容体)
・クライオ電子顕微鏡構造解析
・構造生物学
・タンパク質工学
・オプトジェネティクス(光遺伝学)
【本テーマ関連学協会での活動】
・日本生物物理学会
【日時(オンライン配信)】
2023年12月19日(火)13:00-16:30
【受講料】
●見逃し視聴なし:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
●見逃し視聴あり:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
※詳細な内容やお申込み要領等は、下段「セミナーホームページを見る」をご参照ください。
【セミナーの内容】
■講座のポイント
Gタンパク質共役型受容体(GPCR)は光や匂い分子、ホルモン、神経伝達物質など様々な物理化学刺激によって活性化される膜タンパク質群であり、ヒトにはこのGPCRが800種以上存在している。その膨大な数から、GPCRは事実上あらゆる生理作用に何らかの関与をしていると言われており、実際GPCRの機能破綻は各種疾患の発現につながることが報告されている。そのため、GPCRは古くより重要な創薬対象とされており、このことは市販薬の約30%がGPCRを標的としている事実からも窺い知ることができる。
本講座ではこうしたGPCRについて、その発見から構造解析、機能解析の歴史を概観するとともに、最新の手法に至るまでの紹介を行う。
■受講後、習得できること
・GPCRやGPCRシグナル研究の歴史
・GPCRやGPCRシグナルの基礎
・GPCR構造機能解析手法の基礎
・GPCR構造機能解析手法の最前線
・GPCR研究の最前線
■講演中のキーワード
・GPCR(Gタンパク質共役型受容体)
・Gタンパク質
・アレスチン
・X線結晶構造解析
・クライオ電子顕微鏡
・シグナルバイアス
■プログラム項目(予定)
1.視覚研究・ホルモン研究とGPCRの発見
2.分子薬理学的手法を用いたGPCRの機能解析
3.X線結晶構造解析の概観
4.X線結晶構造解析を用いた黎明期のGPCR構造解析
5.X線結晶構造解析を用いた成熟期のGPCR構造解析
6.クライオ電子顕微鏡単粒子構造解析(SPA)と分解能革命
7.SPAを用いた黎明期のGPCR構造解析
8.SPAを用いた現在のGPCR構造解析
9.これからのGPCR構造解析
10.GPCRとシグナルバイアス
11.GPCRとロケーションバイアス
12.質疑応答
※当日は、各項目の内容について、ポイントを詳説いたします。