開催日 | 2023年12月20日(水) |
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開催地 | Web |
☆実際の脳波データ・解析ソフトを用いて、その場で動かしながら解説!
☆解析で悩みがちな点(解析ソフト選定、目的別のデータ処理方法、アーチファクト除去など)を重点的に解説します!
■講師
東京大学 大学院工学系研究科機械工学専攻 特任研究員
株式会社センタン 研究員 上田 一貴 先生
■日時
2023年12月20日(水) 10:30-16:30
■形態
Zoomによるオンラインセミナー
■受講料
【見逃し視聴なし】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【見逃し視聴あり】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。
■講座のポイント
近年,医療の分野はもとより,製品・サービスの開発や評価といった工学,マーケティング分野,教育方法の開発や教育効果の評価といった教育分野などで,脳波計測・解析技術のニーズが高まっています.脳波計測・解析技術は,人間の心理や行動を理解する上で大変強力なツールになりえるものですが,知りたいことに合った正しい使い方をする必要があります.本講座では,脳波計測・解析に必要な基礎知識について解説します.また,実際の脳波データを用いて,実践的に脳波解析の手法を習得します.本講座を通して,さまざまな分野に活かすことができる脳波計測・解析技術の正しい使い方を学びます.
■講演プログラム
1.はじめに
-脳波の種類と脳波でわかること、期待できることを整理-
(1)脳波とは何か
(2)脳波計測・解析100年の歴史
(3)脳波計測・解析技術の強み -他の脳機能計測技術との比較から-
2.脳波計測の基礎
(1)脳波計測の準備-何を知りたいのか・どの手法が適切か-
(2)脳波計測に必要なもの/機材の選び方
(3)実際の脳波計測の留意点
3.脳波解析の基礎と実践
(1)脳波データの観察
①脳波データ観察の重要性
②脳波と脳波ではないものの見分け方
・アーチファクトをどのように除去するか
(2)解析ソフトウェアの選択
・各種解析ソフトウェアの特徴、メリットデメリット
・脳波解析アルゴリズムの最近の動向
(3)脳波解析実践
-実際の脳波データを用いて,講師のPC上で解析ソフトを動かしながら説明-
※配布可能な脳波データをお配りしますので、皆様のお手元でも解析が可能です(Pythonを使える環境が必要です).
①脳活動の大きさを解析する
②脳活動の時間的変化を解析する
③脳の深い領域の活動を推定する
④複数の脳領域の協調性を解析する
4.脳波計測・解析技術を用いた研究の最新動向と,今後期待される産業応用
・脳科学を産業分野に活用する6つの手法(NEDO)
・感情や感性など、あいまいな心理状態を見える化する
・脳波計測による脳・心理の調整技術
・より負担の少ない脳波計(ウェアラブル脳波計等)の開発 など