開催日 | 2023年12月14日(木) |
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開催地 | 東京都 |
☆医薬品開発・非臨床段階に携わる開発初任者の方に大変オススメのセミナーです!
☆Excelを使用できるPCをご持参ください。演習を通して、解析・PKモデリングを身に付けることができます!
☆PK解析に必要な考え方、パラメータから丁寧に解説します
■講師
株式会社ネモト・サイエンス 取締役社長・営業グループ 営業統括 田川吉彦 先生
■日時
2023年12月14日(木) 10:30-16:30
■会場
[東京・大井町]きゅりあん4階第1特別講習室
■受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
■受講者の方へ:演習用PCご持参のお願い
・本セミナーでは、PC演習(Excel使用)を行います。
・Excelのマクロ(Visual Basic for Applications, VBA)を有効化するよう設定ください。
・マクロとPKモデル(微分方程式)は既に入力済のファイルを受講者様へご提供、そちらを用いて演習を行う予定です。
・インターネット環境は不要です。
■講座のポイント
このセミナーでは製薬企業において非臨床段階で実施される薬物動態(PK)解析の基礎概念と解析法について皆さんと共有するとともに、臨床ステージで実際に問題となった不可解な体内動態に関し、その機序解明に大きく貢献したPKモデリングについて実際のデータを解析した結果をHands-onトレーニング形式で紹介します。PK解析の知識は有するが実践での適用やPKモデリングの有用性に疑問を持たれる方々を対象としたセミナーとなります。また、近年非臨床段階でも導入されている母集団解析(Population modeling)の基礎と有用性、PK/PDモデリングの実践導入について紹介します。
■講演プログラム
1. PK解析の概念
1-1. PK解析に必須なパラメータの再確認
1-1.1 分布容積
1-1.2 AUCとクリアランス
1-1.3 消失速度定数
1-1.4 その他のパラメータ及び各パラメータの関係
2. PK解析の方法
2-1. PK解析の練習(Hands-onトレーニング、解析用のデータとモデリング・シミュレーション用マクロはセミナー時に提供)
2-1.2 MS-Excelのマクロ機能を用いたPK解析(ラインフィッティング)
2-1.3非線形最小二乗法の原理
2-1.4 コンパートメントモデル解析(1区画モデル、2区画モデル)
2-1.5 積分系と微分系 (数値積分法)
2-1.6 モデル解析の結果解釈
2-2 非線形動態の基礎
2-2.1 非線形動態解析に欠かせないPKモデリングとは?
3. PKモデリングが体内動態解明に貢献した事例(Hands-onトレーニング、学術論文報告事例)
3-1. 代謝が関与する非線形動態: TAK-603 Product Inhibition
代謝物による未変化体代謝の阻害(Product Inhibition)モデルの解析
3-2. 分布が関与する非線形動態1: TAK-044 Integration Plot
ミカエリス-メンテン型組織分布飽和モデルの解析
3-3. 分布が関与する非線形動態2: TAK-802 Saturation of blood cell distribution
ラングミューア型血球成分への結合飽和と非線形動態のモデリング
3-4. PBPK解析の実用事例: TAK-375 In vivo behavior of highly lipid-soluble compound
PBPKモデリングを適用した体内再分布が関与する特異動態の解析
4. 母集団解析(Population modeling)の基礎概念
4-1. 母集団解析(Population modeling)とは?
4-2. Population modelingとNONMEM法について
4-3. NONMEMを用いた解析結果の読み方
5. PK/PDモデリングの導入
抗がん剤候補薬TAK-441のTranslational Researchに関する事例報告