開催日 | 2022年12月23日(金) |
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開催地 | Web |
【Live配信セミナー 12/23】
医薬品製造所における
“逸脱・変更管理”判断と対応の効率化
☆ 承認申請書記載内容のグレー部分に対する、製造現場としての判断基準とは
(このセミナーで学べる事)
・GMP省令改正と変更管理・逸脱・OOS/OOT管理のポイント
・逸脱・OOSのクラス分けと運用管理のポイントを具体事例に学ぶ
・OOS/OOTへの対応の効率化と適正化、及び手順書作成及び社内管理運用
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■講師
NPO-QAセンター理事、エイドファーマ代表 薬学博士 高平正行 氏
■聴講料
1名につき55,000円(消費税込/資料付き)
1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー配布資料は印刷物を郵送いたします。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
プログラム
【講座主旨】
PIC/SやICH Qトリオ、Q11~12の進展によるGMPのグローバル化の中、医薬品の製造管理、品質管理を行う上で、逸脱・変更管理・OOS/OOTは日常的に発生し緊急の対応を迫られることが多い。常に的確な判断が必要であり、対応を一歩誤ればGMP違反となるばかりでなく、製品回収や業務停止命令などの大問題に発展することになる。
改正GMP省令(2021年8月施行)に準拠した逸脱・変更管理の効率的な対応のポイント、そして承認申請書記載内容のグレー部分に対する製造現場としての対応と効率化を実際の事例を交え紹介する。
また試験室管理においては、OOS(規格逸脱)やOOTなど、承認書と社内管理と手順書作成の整合性の観点からタイムリー且つ即時即応の対応が求められる。最近のPMDAやFDAの指摘事項からこれらへの判断基準について、データインテグリティ(DI)対応や統計的手法の活用も含め解説する。正しい逸脱・変更管理の判断と効率的対応は、医薬品品質システム(PQS)の構築、そして品質カルチャーの醸成によってより確固たるものとなることを期待します。
【講座内容】
1.はじめに
1.1 品質マネジメントシステム
1.2 GMP省令第14条「変更管理」第15条「逸脱管理」とは
1.3 ICH Q9を考慮した変更・逸脱管理(CAPAシステム)
1.4 GMP省令改正(R3年8月施行)と逸脱・変更管理、承認書と製造実態の遵守
1.5 製造販売業三役の適切な実施
法令遵守、三役体制、品質管理業務の留意事項
2.承認申請書記載内容のグレー部分に対する製造現場としての判断基準
3.医薬品製造所としての適切なGMP省令第14条「変更管理」、第15条「逸脱管理」の効率化とポイント
3.1 変更管理と逸脱管理
3.2 変更・逸脱管理のクラス分けと一変・軽微変更の判断基準について
3.3 逸脱・不適合・異常の相違点
3.4 品質不良並びに逸脱、及びそれらのクラス分けと事例
(原薬、製剤別のクラス分け):逸脱/変更管理は製品品質改善のチャンス
3.5 「逸脱処理」の範囲で済まされる内容とそうではない場合
3.6 逸脱発生の根本原因究明とCAPA管理及びヒューマンエラーの防止
3.7 逸脱・変更管理に伴う手順の変更と社内管理運用体制
4.OOS/OOT(試験逸脱)に対する対応の効率化と適正化
4.1 ラボの逸脱管理:GMP省令及びICH Q7、PIC/S GMPの要求事項
4.2 FDA及びMHRAのOOSガイドラインについて
4.3 OOS対応:初期調査、QA調査、ラボエラー
4.4 試験室管理と外れ値・異常値対応
4.5 OOT対応:
程管理図(シューハート管理図)、安定性試験における傾向分析
4.6 試験室管理とOOS/OOT作業手順書の作成
4.7 QCラボのDI対応
4.8 Form483の警告書と回答事例
5.逸脱・OOSに対応した統計的手法の活用法
5.1 品質リスクマネジメントによる統計手法
5.2 リスクマネジメントの方法と手法
5.3 ハザード分析と重要管理点
5.4 支援統計的手法 と組み合わせ
6.まとめ
6.1品質マネジメントレビューによる変更・逸脱・QQS/OOTへの効率的対応
6.2品質文化の醸成による適正な変更・逸脱・OOS/OOT 管理
【質疑応答】