開催日 | 2025年4月10日(木) |
---|---|
開催地 | Web |
★標準物質にかかわる規格の内容や国家計量標準機関での標準物質の開発指針を理解することで、これまでとは異なる視点での標準物質の利用・活用法を知ることができます。
■セミナーテーマ
信頼性の高いPFAS分析のための標準物質の目的・用途に応じた上手な利用・活用法
<Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴あり>
■講師
国立研究開発法人産業技術総合研究所 物質計測標準研究部門 研究グループ長 博士(農学) 羽成修康 氏
■主経歴等
2004年7月 独立行政法人産業技術総合研究所 環境管理技術研究部門 入所
「人工有害環境汚染物質(ダイオキシン類や塩素化ナフタレン等)の動態解明のための高精度分析法開発」、「特定計量証明事業者認定制度(MLAP)立上げ」等の研究および業務に従事
2005年10月 同所 計測標準研究部門 異動
「人工有害環境汚染物質(塩素化ナフタレン等)の動態解明のための高精度分析法開発」、 「計量法トレーサビリティ制度(JCSS)関連環境汚染物質(アルキルフェノール等)の標準物質整備」、「人工有害環境汚染物質(PFAS等)の標準物質整備」等の研究および業務に従事
2018年2月 同所 物質計測標準研究部門 研究グループ長 現在に至る
■専門および得意な分野・研究
微量環境汚染物質(ダイオキシン類や塩素化ナフタレン等)に関する高精度分析法の開発
環境汚染物質(PFAS、塩素化パラフィン、樹脂添加剤等)に関する校正用および組成標準物質開発
■本テーマ関連の専門学協会等での委員会活動
国際電気標準会議(IEC)TC111(電気・電子機器、システムの環境規格)国内委員およびTC111 WG3国内委員
日本環境化学会評議員および環境化学編集委員会委員
日本分析化学会標準物質委員会委員
●日時 2025年4月10日(木) 13:00-15:30
●会場 会場での講義は行いません。
●受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名36,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円<
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。
■講座のポイント
標品、標準品や標準試料など多くの類義語が存在する標準物質に関して、関連規格からその定義を含めて説明するだけでなく、標準物質の基礎や開発指針まで紹介します。
それらを踏まえることで、これまでとは異なる視点で標準物質を把握できるため、標準物質の利用・活用法の見聞を広めることにつながります。
そのため、講座内で紹介するPFAS関連標準物質リストから、ご自身の業務に適切な標準物質をご選択いただくヒントを得ることができます。
■受講後、習得できること
・標準物質にかかわる規格、定義やその内容
・標準物質の基礎
・国家計量標準機関での標準物質に関する開発指針
・標準物質の利用・活用法
・PFAS関連標準物質リストからの適切な標準物質の選択
■講演プログラム
1.所属機関の紹介
1.1 産業技術総合研究所
1.2 計量標準総合センター -国家計量標準機関として-
1.3 物質計測標準研究部門 -標準物質の研究・開発-
2.標準物質の基礎
2.1 背景(化学分析と標準物質)
2.2 標準物質とは
2.3 標準物質の選び方
3.標準物質の開発
3.1 認証標準物質の開発
3.2 校正用標準物質:純物質系の開発
3.3 組成標準物質の開発
4.PFAS標準物質リスト
4.1 PFAS校正用標準物質例
4.2 PFAS組成標準物質例
4.3 使い方の事例紹介
(質疑応答)