開催日 | 2024年10月16日(水) |
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開催地 | Web |
★EUのバッテリー規則について主要条項を解説します。
★自動車業界や電機業界など広い業界で日本企業も対策が必須であり,困難が予想される数々の要求事項を詳しく解説します。
★近々に交付が予想されるESPR(サステナブル製品のエコデザイン規則)を含む,より多くの製品に関わる類似した法規制の動向についてもお話しします。
■セミナーテーマ
欧州バッテリー規則(電池規則)の徹底解説
~日本企業としての課題と対策~
<Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴あり>
■講師
一般社団法人 サステナブルビジネス研究所 代表理事
多摩大学 ルール形成戦略研究所 客員教授
工学博士 市川芳明 氏
■講師紹介
*関連の学会・協会等での活動
IEC TC111(環境規格委員会)前国際議長,現CAGメンバ,ISO TC/268/SC1 (スマートコミュニティインフラ)前国際議長,IEC ACEA(環境諮問委員会)日本代表,ISO TC323(サーキュラーエコノミー)国際主査,ISO TC207(環境マネジメント)エキスパート,CENELEC(欧州電気規格委員会)オブザーバー
●日時 2024年10月16日(水) 13:00-16:30
●会場 会場での講義は行いません。
●受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。
■講演ポイント
欧州バッテリー規則(既存バッテリー指令の改正版)は, 2023年7月28日付で正式な規則として公布されました 。EU委員会の法案として提出された当初はその斬新さから電気自動車サプライチェーンなど成長産業への大きなインパクトが予想される内容でした。EUでも同じ認識から、欧州議会と理事会の間でその後も長い審議が行われていましたが、その内容には原案とは異なる部分が多く見られ、今後段階的な施行が始まることから,日本の産業界にとって喫緊の課題となる法律です。バッテリーを製造販売する企業のみならず,むしろその川上,川下に該当する企業が大きな影響を受けるからです。
そこで本セミナーでは、日本企業にとって重要な要求事項を取り上げ,関連情報を含めて解説します。またそれらの及ぼすビジネス上のインパクトや対策,業界や国が既に始めている国内外の活動についても紹介いたします。
■受講後、習得できること
・欧州バッテリー規則の主要条項と関連情報の理解
・種々の業界における日本企業の事業リスクと対策
・関連する欧州法(案)の動向
・関連する標準化の動向
・バッテリーのカーボンフットプリントに関する理解
■講演プログラム
1.バッテリー規則の概要
1.1 バッテリー規則の全体構成
1.2 用語,概念の定義
1.3 上位レベルの要求事項
2.バッテリー規則の設計要件
2.1 禁止物質
2.2 性能
2.3 カーボンフットプリント
2.4 リサイクル材の含有率
2.5 性能と耐久性
2.6 取り外し,取り換え
3.ラベルと情報提供要求
3.1 ラベルとマーク
3.2 バッテリーマネジメントシステム
3.3 バッテリーパスポート
4.デューデリジェンス要求
5.CEマーキングと検証プロセス
6.廃棄バッテリーのマネジメントと拡大生産者責任
7.欧州政府から公開された関連情報-カーボンフットプリントなど
8.その他の関連する法律の簡単な紹介
8.1 ESPR
8.2 GPSR
8.3 CBAM
9.関連する標準化と欧州業界の対応
10.日本の取り組みと日本企業への影響および対策
(質疑応答)