株式会社情報機構

マイクロ/ナノカプセルの調製法・評価法の基礎と高付加価値化[基礎編]

2024/02/21

開催日 2024年5月27日(月)
開催地 Web

☆今回、マイクロ/ナノカプセルの多岐にわたる研究情報を網羅するために、
 基礎編/実務編という形で、各内容をより深掘りして参ります。
☆お客様の興味範囲に合わせて、以下「単日/両日参加」のご選択が可能です。
 第1回(5/27)のみ参加/第2回(5/28)のみ参加/各回(5/27,28)参加。
☆この機会に是非、本セミナーをご活用頂ければ幸いでございます。

【テーマ名】
マイクロ/ナノカプセルの調製法・評価法の基礎と高付加価値化[基礎編]
~機能・構造・粒径・形状・評価法に始まり、調製装置の最適化操作法・粒径制御法等に至るまで~


【講師】
新潟大学
自然科学系 名誉教授
工学博士
田中眞人 先生

【経歴】
1974年 新潟大学講師工学部
1981年 工学博士
1982年 新潟大学助教授
1988年 新潟大学教授

【専門および得意な分野・研究】
・懸濁重合におけるポリマービーズ粒径制御
・複合微粒子調製
・分散系の科学
・マイクロ/ナノカプセル調製

【日時(オンライン配信)】
5月27日(月) 13:00-17:00

【受講料(単日参加)】
●見逃し視聴なし:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

●見逃し視聴あり:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【受講料(両日参加)】
●見逃し視聴なし:1名61,600円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき50,600円⇒割引は全ての受講者が両日参加の場合に限ります

●見逃し視聴あり:1名70,400円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき59,400円⇒割引は全ての受講者が両日参加の場合に限ります

※詳細な内容やお申込み要領等は、下段「セミナーホームページを見る」をご参照ください。

【セミナーの内容】
■講座のポイント
 各種製品への高付加価値付与の可能性を秘めているマイクロ/ナノカプセルはこれまでにも多くの分野で応用されてきたが、なおかつ新規機能を発現するマイクロ/ナノカプセルの精力的な開発と応用が試みられている。
 本講では、マイクロ/ナノカプセルの基礎(機能・構造・粒径・形状・機能評価・調製法のイロハ)を詳細に説明するとともに、マイクロ/ナノカプセル調製の基礎となる分散系の生成法や高機能化を目指した各種調製装置の最適操作法・粒径制御法についても説明する。そして、それぞれの応用分野におけるマイクロ/ナノカプセルの応用の現状と、マイクロ/ナノカプセル調製の考え方・調製のポイントを詳述するとともに、最近の研究例を紹介する。

■受講後、習得できること
・マイクロ/ナノカプセルの基礎的事項
・マイクロ/ナノカプセルの調製に必要な事前情報
・各分野におけるマイクロ/ナノカプセルの応用例と調製の留意点
・生分解性素材によるマイクロ/ナノカプセル調製例と応用例
・最新なマイクロ/ナノカプセルの調製例

■講演中のキーワード
・マイクロ/ナノカプセル
・コアシェル型微粒子・中空微粒子・多孔質複合微粒子
・生分解性マイクロ/ナノカプセル
・ハイブリッドシェルマイクロ/ナノカプセル
・刺激応答性マイクロ/ナノカプセル

■プログラム項目
1. マイクロ/ナノカプセルの基礎
 1.1 マイクロ/ナノカプセルの機能
 1.2 マイクロ/ナノカプセルの構造・粒径
 1.3 マイクロ/ナノカプセルの種類(シェル材種による分類)

2. マイクロ/ナノカプセルの評価法
 2.1 粒径分布・平均粒径
 2.2 含有率・マイクロカプセル化効率
 2.3 内部構造・表面物質
 2.4 機械的強度
 2.5 耐溶剤性(耐溶媒親和性)

3. マイクロ/ナノカプセル調製装置と粒径制御法
 3.1 液液分散系生成法
  分裂法
   ・撹拌せん断法:撹拌翼せん断法、ホモジナイザーせん断法
   ・特殊生成装置:膜乳化法、ノズルジェット法、マイクロチャネル法、スタティックミキサー法、マイクロリアクター法
   ・転相乳化法:調製メカニズムと粒径の制御法
  成長法
   ・相分離析出法
 3.2 分散系の安定性評価
   ・分散安定剤種の最適化による評価
   ・液滴径分布(液滴径)の経時変化による評価
   ・エマルション層(クリーム層)の経時変化による評価
 3.3 撹拌槽型反応器と操作条件の最適化
   ・バッフル設置による気泡巻き込みの防止
   ・撹拌翼形状による液滴分散挙動の制御
    液滴の合一・分裂挙動のコントロールによる粒径制御
   ・分散液滴の分散状況による制御(均一分散・完全分散)

4. マイクロ/ナノカプセルの調製法とキーポイント・高付加価値化
 4.1 マイクロ/ナノカプセル調製に必要な事前情報
   ・マイクロ/ナノカプセルの全体像について。
    カプセル化の目的・機能、粒径、内部構造 などについて。
   ・コア剤に関する情報
    相状態:固体・液体・気体 のいずれか。
    溶媒親和性:親水性(水溶性)・疎水性(油溶性)・両親媒性 のいずれか。
    素材種:無機質・有機質・高分子 のいずれか。
   ・シェル材に関する情報
    素材種:ポリマー・有機物・無機質のいずれか。
    禁忌物質:特定の金属イオン・特定の分子(塩素イオン) などについて。
    刺激応答性:温度応答性・機械的エネルギー応答性・PH応答性 などについて。  
   ・利用環境に関する情報
    耐熱性・機械的圧力・酸アルカリ などについて。
   ・マイクロ/ナノカプセルの利用法
    粉体・液体中での分散系・異種物質との混合 などについて。 
 4.2 化学的調製法(調製プロセスの詳細・調製実施例・キーポイント・調製カプセルの特長)
   ・懸濁重合法(固体・液体・気体のカプセル化:マルチコア・マトリックス構造)
   ・in-situ重合法(固体・液体のカプセル化:単一コアのカプセル化、コアシェル構造)
   ・界面重縮合反応法(液体のカプセル化:コアシェル構造)
   ・ミニエマルション重合法(固体・液体のカプセル化:マルチコアナノカプセル)
   ・ゾル-ゲル法(固体・液体のカプセル化:コアシェル構造)
   ・液中硬化法[外部ゲル化法・内部ゲル化法](固体・液体・気体のカプセル化:マルチコア・コアシェル構造)
   ・ソープフリー重合法(固体・液体・気体:単一コアのカプセル化、コアシェル構造)
 4.3 物理化学的調製法(調製プロセスの詳細・調製実施例・キーポイント・調製カプセルの特長)
   ・液中乾燥法(固体・液体・気体のカプセル化:マルチコア・マトリックス構造)
   ・コアセルベーション法(固体・液体・気体のカプセル化:単一コアのカプセル化、コアシェル構造)
   ・ピッカリングエマルション法(固体・液体・気体のカプセル化:単一コアのカプセル化、コアシェル構造)
   ・ヘテロ凝集法(Layer-by-Layer法)(固体・液体・気体のカプセル化:単一コアのカプセル化、コアシェル構造)
   ・スプレードライ法(固体・液体・気体のカプセル化:マルチコア・マトリックス構造)
   ・相分離析出法(固体・液体・気体のカプセル化:コアシェル・マルチコア構造)
   ・ドライコーティング法(固体のカプセル化:コアシェル構造)
 4.4 調製法の併用によるハイブリッドシェルカプセル化による高付加価値化
   ・懸濁重合法と界面重合法の併用によるコア剤含有率の向上とリリースコントロール
   ・界面重合法とピッカリングエマルション法によるPCMマイクロカプセル調製
   ・液中硬化法におけるシェル材のハイブリッド化によるpH応答性付与
   ・スプレードライ法とLayer-by-Layer法の併用による膨潤性の制御
   ・懸濁重合法とピッカリングエマルション法によるコア剤水溶液の安定分散化と固体物性付与
   ・懸濁重合法と液中乾燥法の併用によるカプセルシェルの緻密化
   ・相分離法と懸濁重合法による染料のマイクロカプセル化
   ・その他

5. 質疑応答

企業情報

株式会社情報機構

  • 住所東京都品川区大崎3-6-4 トキワビル3階
  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
  • URLhttps://johokiko.co.jp/

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