株式会社情報機構

鼻から脳への薬物送達技術を利用した経鼻投与型製剤開発

2023/12/12

開催日 2024年3月14日(木)
開催地 Web

■セミナーテーマ
鼻から脳への薬物送達技術を利用した経鼻投与型製剤開発の現状と可能性
<Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴あり>

■講師
富山大学 学術研究部 薬学・和漢系 助教 博士(薬学) 井上大輔 先生


●日時 2024年3月14日(木) 13:00-15:30
●会場 会場での講義は行いません。
●受講料
  【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名33,000円(税込(消費税10%)、資料付)
  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき22,000円

  【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名38,500円(税込(消費税10%)、資料付)
  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき27,500円

      *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。


■講座のポイント
 近年、アルツハイマー型認知症に代表される神経変性疾患や精神神経疾患等の中枢神経系疾患は急増しており、現在の医薬品開発では中枢系疾患は主要疾患領域の一つとなっています。しかし、中枢神経系領域への物質移行は厳密に制御されており、中枢領域への効率的な薬物送達は難しく、送達技術の確立が治療薬開発における重要な課題となっています。
 そこで、この講座では、脳への効率的な薬物送達システムのひとつであり、血液脳関門を迂回した非侵襲的薬物送達を達成できる「鼻から脳への直接的薬物送達技術」に着目し、経鼻投与経路の基礎から、脳内薬物送達技術の実用化に向けた新規知見まで解説します。さらに、経鼻投与型製剤開発では必須である投与デバイス開発に関する情報、現在までに検討されているペプチド、核酸、抗体医薬を含めた多様なモダリティの経鼻適用性について解説するとともに、中枢系疾患に対する経鼻投与型製剤の実用可能性について、基礎、開発の現状と課題、今後の展望など、包括的にご紹介します。

■受講後、習得できること
・経鼻投与経路の特徴と経鼻吸収について基礎から学ぶことができます。
・鼻から脳への直接的薬物送達機構と製剤化技術、デバイス開発についてご理解いただけます。
・多様なモダリティに適用可能な経鼻投与型製剤の開発と課題点を医薬品開発の現状と適用例を踏まえてご理解いただけます。

■講演プログラム
1.自己紹介
2.鼻腔の構造と機能
 1.1 鼻腔の構造
 1.2 鼻腔内生理機能
3.経鼻投与経路と薬物吸収
 3.1 経鼻投与経路の特徴
 3.2 鼻粘膜吸収
 3.3 鼻腔から脳への薬物送達
 3.4 Nose-to-brain薬物送達機構と定量的解析法
 3.5 Nose-to-brainと脳内生理機能
4.鼻から脳への薬物送達法を利用した経鼻投与型製剤の開発
 4.1 経鼻適用可能な化合物特性と医薬モダリティ
 4.2 Nose-to-brain薬物送達を指向した経鼻製剤化技術とその実例紹介
 4.3 経鼻投与型製剤開発の実用化に向けた現状
 4.4 経鼻投与型デバイスについて
 4.5 中枢系疾患を対象とした経鼻投与型製剤の開発状況
5. 経鼻投与型製剤の実用化に向けた課題と将来展望、まとめ

(質疑応答)

企業情報

株式会社情報機構

  • 住所東京都品川区大崎3-6-4 トキワビル3階
  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
  • URLhttps://johokiko.co.jp/

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