開催日 | 2025年7月29日(火) |
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開催地 | Web |
【開催日時】
2025年07月29日(火) 12:30~16:30
【講師】
AEIC研究所 代表 医学博士、獣医師 飯島 護丈 氏
《ご専門》
非臨床試験における非GLP/GLP試験のData Integrity、新薬開発/申請に関するコンサルティング
【価格】
非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) 会員: 46,200円 (本体価格:42,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
【趣旨】
新医薬品の非臨床試験は、ヒトにおける有用性(薬効・安全性などのメリットとデメリット)を想定するために欠かせない。ヒトで期待する有用性が得られなくても、更なる開発に非臨床試験の成績は、活用される。創薬から臨床試験、承認申請までを繋ぐ、多くの人々に誤解のない正確な情報提供が必須となる。
今回、医薬品の開発会社内(CROを含む)と規制当局の信頼性における観点をData Integrity(データの完全性/網羅性)から被験物質の管理、信頼のおける試験計画(ガイドライン)、適切な試験実施施設(建屋、測定機器など)、経験のある試験従事者、責任体制のとれる組織とデータ解析/報告書(コンプライアンスなど)、資料保管管理、試験に係わらない方の検証/保証業務の解説を行う。また、標準操作手順書やマニュアル、文献検索などへのAI(人工知能)の活用が進んでいるが、これらの信頼性確保についても触れる。
【プログラム】
1.Data Integrity(DI)と信頼性保証の原点
・一般的なDIとOECD GLP DI
・DIと試験業務(管理・実施・記録・報告・保管・監査)
・非GLP試験とGLP試験
・他社からの導入試験と外部委託試験
・業務のAIやコンピュータ化活用とValidation
・予期せぬ事態とリスク管理(QCサークル)
2.非臨床試験の信頼性に係わるポイント
-試験実施手順とデジタル機器操作におけるリスク管理
・試験計画/実施/記録/解析報告書作成の手順と記録
・生データ・実験ノートの取扱い
・検証業務と実施者とのコミュニケーション
・データの収集と訂正等のトラッキング
-試験計画と実施報告書に係わる規制
・試験計画と規制ガイドライン(有無)への対応
・報告書書式(CTD)ガイドライン(有無)への対応
・in vivo動物試験への倫理(3R)
-試験実施の信頼性に係わる規制
・医薬品等のGLP省令(OECDを含む)
・電子化に係わる規制
・自己点検・社内調査(QC) と信頼性保証(QA)
・規制当局による適合性調査(信頼性)
3.生データ・実験ノートの信頼のおける管理
-試験計画書と標準操作手順書(SOP)の遵守
-試験の責任と施設の組織と指示系統の責務
-試験記録(生データ)の最終化/修正(再測定)
-試験計画書やSOP からの逸脱
4.試験報告書と信頼性確保のポイント
-単独試験と複数場所試験の責務と管理
-試験報告書と承認申請書
・試験成績のコンピュータ解析/帳票
5.医薬品の試験記録と事業所内調査(QC/QA)
-試験施設と試験計画のリアルとリモート調査
-書面とデジタル記録のリアルとリモート調査
-QC とQA のポイント
-試験実施と予期せぬ事態の記録と調査
-GLP 試験の適合性調査
-適合性書面調査のポイント
・チェックリストと調査
6.試験資料の保管管理
-書面と電子データ
-適合性書面調査のチェックリスト
-適合性調査へのリアルとリモート対応
【質疑応答(Q&A)】