株式会社R&D支援センター

医療機器開発の全体像とF/Sフェーズ・設計開発フェーズにおける実務ノウハウ

2024/08/09

開催日 2024年11月25日(月)
開催地 Web

【開催日時】
2024年11月25日(月) 13:00~16:00

【講師】
フリーランス コンサルタント 安田 研一 氏 【元 テルモ(株)】

【専門】医療機器開発・事業化・マーケティング、医工連携コーディネーション

《略歴》
• 1979年4月より40年間、テルモ株式会社に勤務し、商品企画・商品開発・生産技術を中心に、マーケティング、営業、工場管理まで幅広い業務に従事。研究開発センター開発企画部長、カテーテルカンパニー国内担当プレジデント、工場長代理を歴任。また、最後の5年間は自治体に出向しプロジェクトプロデューサーとして地域の医療関連産業の振興に携わり、5年間でクラスⅠ・Ⅱ・Ⅲ;6件を含む計25件の事業化を達成。
• 2019年4月~現在、フリーランスコンサルタントとして、数多くの医療機器開発支援に携わる。

《活動等》
• 一般社団法人日本医工ものづくりコモンズ/評議員
• 株式会社日本医工研究所/アクセラレーター
• 公益財団法人医療機器センター JAAME Academy/講師
• 筑波大学つくば臨床医学研究開発機構(T-CReDO)リサーチスタジオ/メンター

【価格】
 非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円) 会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

【趣旨】

 医療分野は、法規制のハードルの高さやニーズの見極めの難しさなど独特のビジネス環境であるため、医療機器開発・事業化のプロセスが複雑であるばかりでなく、高度で多様な専門的スキルを必要とする。しかしその一方で、成功すれば大きなリターンが期待できる。

 本講演では、テーマ探索からフィージビリティ・スタディ、そして設計開発、製造、上市までの一連の開発活動において、成功確率を高める秘訣や、QMSとの関係及びその対応方法など、各フェーズ・各プロセスの実務内容と留意点を具体的に説明する。

【プログラム】

 1.医療機器事業の特徴とpitfalls
  1-1 医療分野のビジネス環境
  1-2 三関門突破の駆動力
  1-3 失敗の主な要因(一般論)
  1-4 医療機器開発のステップと規制対象
  1-5 開発・事業化におけるpitfalls
  1-6 医療機器研究開発のマネジメント

 2.探索~フィージビリティ・スタディ(F/S)フェーズの実務秘訣
  2-1 プロジェクトの運命を左右するもの
  2-2 ニーズ認識~着想
  2-3 コンセプトと原理開発
  2-4 知的財産権に関する留意点
  2-5 マーケット分析
  2-6 価格構造と目標原価
  2-7 要求事項の調査・整理
  2-8 事業性評価と研究開発費の妥当性

 3.開発~事業化フェーズの実務秘訣
  3-1 設計開発の目的と基本スタンス
  3-2 承認申請・審査の概要
  3-3 QMSの概要
   - QMS省令
   - 医療機器QMSと医薬品GMPの根本的な違い
   - QMS理解の秘訣
   - 業態とQMS・GVP
   - 海外進出に際してのQMS上の留意点
   - FDA QMSRとQSIT
  3-4 世界標準はスクベースアプローチ
   - リスクベースアプローチとは
   - リスクマネジメント
   - ユーザビリティエンジニアリング
  3-5 設計管理について
  3-6 設計開発プロセス
   - 設計開発の手順(ブレークダウン)
   - リスクマネジメントの実際
   - 設計インプット
   - 製品要求仕様書の項目例
   - 設計開発計画書の記述内容例
   - 製品標準書
   - レビュー等の実施要領
   - 動物を用いた試験や臨床試験で起こりうること
   - 品質工学(タグチ・メソッド)導入のススメ
   - 設計移管
   - 設計開発ファイル
   - 市販後情報のフィードバック、設計変更
   - SaMD、PEMSの設計開発手順に適用すべき規格等
   - 規制対象となる設計開発活動はどこからか?
  3-7 開発者に必要なマーケティングの基礎知識

 4.Key Takeaways(まとめ)
  4-1 F/Sとは、実現性を高める課題と方策を明確化すること
  4-2 設計開発プロセスの全体像を理解し、適切な範囲でコンカレントに進行
  4-3 Yes we can!

 【質疑応答】

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