株式会社技術情報協会

バイオシミラーへの診療報酬評価と開発、普及への取り組み

2024/02/17

開催日 2024年3月13日(水)
開催地 Web

<セミナー No.403103>

バイオシミラーへの診療報酬評価と開発、普及への取り組み

★ 最新の診療報酬改定を含めた、バイオシミラーの診療報酬評価!
★ 臨床におけるバイオシミラーへの切り替えへの取組み

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■講師
【第1部】有限責任監査法人トーマツ マネジャー 廣元 健一 氏
【第2部】日本ヘルスケアソリューションズ(株) 高橋 直也 氏
【第3部】昭和大学 統括薬剤部 准教授 百 賢二 氏
【第4部】大分大学医学部附属病院 薬剤部 副薬剤部長 龍田 涼佑 氏


■聴講料
1名につき55,000円(消費税込/資料付き)
1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー配布資料は印刷物を郵送いたします。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

プログラム
(10:30~12:00)
【第1部】バイオシミラーへの診療報酬評価
有限責任監査法人トーマツ マネジャー 廣元 健一 氏

【講座主旨】
バイオ医薬品は、革新的な薬剤であるがその薬価は非常に高額である。一方、バイオシミラーはバイオ医薬品の後続品であり、先行品と同等/同質の品質、安全性等が担保されつつ、薬価が抑えられるメリットがある。
2020年診療報酬改定において、「バイオ後続品導入初期加算」として、初めてのバイオシミラーに係る診療報酬が創設された。本セミナーでは、最新の診療報酬改定を含めた、バイオシミラーの診療報酬評価について紹介する。

【講座内容】
1.バイオシミラーの薬価算定と薬事承認
① バイオシミラーとは
② バイオシミラーとバイオセイムの違い
③ バイオセイムの薬価算定に係る議論

2.バイオシミラーの診療報酬評価
① 後発医薬品の使用促進とバイオシミラー
② バイオ後続品導入初期加算
③ 骨太の方針とバイオシミラーの使用割合に係る目標値

3.2024年診療報酬改定
① 2024年診療報酬改定の概要
② 2024年診療報酬改定におけるバイオシミラーの位置づけ

【質疑応答】


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(13:00~14:00)
【第2部】バイオシミラーの市場動向と販売戦略
日本ヘルスケアソリューションズ(株) 高橋 直也 氏

【講座主旨】
抗リウマチ製剤をはじめ、バイオ製剤が治療ガイドラインのゴールドスタンダードとなったことにより現在の全医薬品売上高上位の大半はバイオ製剤に置き換わった。そして、これら先発品のうち、その半数以上が、2018年以降バイオシミラー(BS)として新規承認を得たことから、BS市場は新たなフロンティアとして大きな期待が寄せられている。しかし、市場ポテンシャルは高いとはいえ、ジェネリック医薬品ほど爆発的な普及は未だ見られない。本講義では、効果的な販売戦略立案のために欠かせない、BS市場の動向を多面的且つ詳細に理解することを目的とする。

【講座内容】
1.政策制度がBSに与える影響
・後発医薬品使用体制加算とBS
・バイオ後続品導入初期加算の市場影響度
・RAガイドライン治療アルゴリズムからみたバイオ後続品導入初期加算がRA市場に与える影響
2.市場動向
・グローバルにおけるBS市場成長予測
・国内における先発品及びBSの市場成長率
・先発品からBSへの切替えによる医療費適正化効果
・医療費助成制度がBS市場にもたらす影響
3.臨床プレーヤーがBSに求めるもの
・BSに対して臨床従事者が求めるもの
・BSが患者に与える利益とは
4.BS開発プロセスと投資
【質疑応答】


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(14:15~15:45)
【第3部】バイオシミラー普及に向けた臨床の取り組み
昭和大学 統括薬剤部 准教授 百 賢二 氏

【講座主旨】
医薬品開発の主流である生物学的製剤は、臨床においてもキードラッグとして多く使用されています。バイオシミラーは、先行の生物学的製剤と比べて薬価は安く設定されているものの、構造が同一でなく、またバイオシミラーが上市される際には承認に至るまでの仕組みが特徴的であるため、臨床で使用する際に苦慮することも少なくない。本発表においては、特に臨床におけるバイオシミラーの状況について報告いたします。

【講座内容】
1.生物学的製剤とバイオシミラー
① 臨床における生物学的製剤の位置づけ
② 医療費と生物学的製剤
③ バイオシミラーの構造と特徴
2.臨床における取組みーバイオシミラーへの切り替えー
3.スウェーデンにおけるバイオシミラーの状況
4.本邦におけるインフリキシマブとインフリキシマブのバイオシミラーの使用状況
【質疑応答】


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(16:00~17:00)
【第4部】採用したくなるバイオシミラーとは
大分大学医学部附属病院 薬剤部 副薬剤部長 龍田 涼佑 氏

【講座主旨】
バイオシミラーは、2023年11月時点で保険収載されている成分はわずか18成分であり、市場規模が十分に大きくなく、新たに保険収載されたバイオシミラーの市場規模によっては、全体の置換率が大きく低下する等の影響を受けうること等を踏まえ、国は2029年度末までに、バイオシミラーに80%以上置き換わった成分数が全体の成分数の60%以上にすることを目標としている。今回の講演では、当院におけるバイオシミラーの使用促進に係る取り組みやバイオ後続品導入初期加算の算定状況等について講演する予定である。

【講座内容】
1.バイオシミラーの開発と産業市場
2.先行バイオ医薬品とバイオシミラーの適応症の違い
3.当院におけるバイオシミラーの使用促進に係る取り組み
4.当院におけるバイオ後続品導入初期加算の算定状況
5.バイオシミラーの品目と置き換え状況
6.今後のバイオシミラー市場に期待すること
【質疑応答】
 

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