株式会社技術情報協会

腸内細菌の基礎・培養法とプロバイオティクス製品開発への戦略【Live配信セミナー】

2023/01/26

開催日 2023年2月24日(金)
開催地 Web

☆ プロバイオティクスの基礎・応用の現状と問題解決策について解説!!
☆ 臨床領域・食品分野におけるプロバイオティクス開発のポイントは!?

【Live配信セミナー】
腸内細菌の基礎・培養法プロバイオティクス製品開発への戦略

■日程:2/24(金)
■時間:10:30~16:30
■聴講料:1名につき55,000円(消費税込/資料付き)1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■講師 :東京農業大学 客員教授 / 元・(株)ヤクルト 野本康二 氏 

【習得できる項目】
・腸内細菌の基礎知識:恒常性を有する嫌気性菌を含めた多様な微生物生態系、生息環境
・我々の健康に関して多岐にわたる腸内細菌の機能性
・疾患における腸内フローラの異常
・栄養:腸内フローラに最も大きな影響を与える因子
・プロ(プレ・シン)バイオティクスとは?
・プロ(プレ・シン)バイオティクスの保健作用
・プロ(プレ・シン)バイオティクスの作用メカニズム

【講座主旨】
我々の内在性共生微生物生態系である腸内フローラの構成とその恒常性維持のメカニズムとは?この腸内フローラの恒常性の破たんが宿主の健康に与える影響や、特徴的な腸内フローラの破たんが誘導する疾患とは? 最も大きな要因と考えられている食事、特に炭水化物の役割など、について各論的にわかりやすく解説する。さらに、プロバイオティクスやプレバイオティクスの保健作用について多くの臨床研究報告を紹介するとともに、腸内フローラやプロバイオティクスの基礎・応用研究の現状と問題点、およびその解決策について解説する。さらに、内在性の新規なプロバイオティクス菌発掘の可能性と研究開発のポイントを提言する。

【講座内容】
1.腸内フローラの構造
  ・腸内フローラの基本構造:数、種類、住み分け、腸管の部位による差異など
2.腸内フローラの解析方法
  ・培養法:好気培養、嫌気培養、選択培養、集密培養
  ・分子生物学的方法:NGS、RT-PCR法、FISH法、メタゲノムによる機能性解析、など
3.腸内フローラの恒常性とその規定要因
  ・腸管免疫
  ・腸管上皮の統合性
  ・腸内環境:有機酸濃度、pH、腐敗産物濃度、胆汁酸
  ・様々な疾患(消化器、免疫、精神・神経系、がん、生活習慣病など)における特徴的な腸内フローラの異常
4.栄養と腸内フローラ
  ・肥満と腸内フローラ
  ・複合炭水化物:食物繊維
  ・プレバイオティクス(各種オリゴ糖)
  ・腸内環境:腸内代謝、有機酸、腐敗産物、胆汁酸、pH
5.腸内常在菌の機能:各論
  ・ビフィズス菌
  ・Faecalibacterium prausnitzii
  ・Akkermansia muciniphila
  ・Bacteroides fragilis
    ・Blautia coccoides
6.腸内常在の日和見有害菌
  ・大腸菌、Clostridium perfringens, C. difficile、ブドウ球菌など
7.プロバイオティクス
  ・プロバイオティクスの定義
  ・プロバイオティクスの保健作用
  ・食品におけるプロバイオティクス利用の具体例
  ・プロバイオティクスの作用メカニズム:有機酸産生、免疫調節、定着性、など
  ・プロバイオティクスの最近の基礎ならびに臨床研究の情報
8.臨床領域におけるプロ(シン)バイオティクスの利用
  ・消化器外科
  ・救命救急
  ・小児外科・新生児科
  ・腸管外:口腔、膣
9.新規なプロバイオティクス開発のポイント
  ・常在性細菌の可能性と限界
  ・便微生物移植の将来性
  ・腸内定着性:colonization resistance、アドヘシン
  ・生菌と死菌:菌体成分や特異的構造
  ・適正な摂取量とは
  ・菌株特性:作用メカニズムとの関連
  ・身体状況とリンクする的確なバイオマーカー
  ・ヒト以外の動物における腸内フローラ
  ・腸内フローラによる薬物代謝

■Live配信セミナーの受講について
・ 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません
・ 開講日の4~5日前に視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
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