ロンザ株式会社

[低分子医薬品] Lonzaが医薬品有効成分 (API) 開発を合理化するDesign2Optimize™プラットフォームを発表

登録日:2025/05/29

•      医薬品有効成分(API)のプロセス開発を加速するために設計された新しいモデルベースのプラットフォーム

•      Design2Optimize™ プラットフォームは、低分子原薬の臨床試験の効率とタイムラインの改善に貢献します。

•      このサービスは、低分子原薬をサポートするLonzaの初期段階のサービスに対する幅広い投資の一環です。



2025522日、スイス・バーゼル  –  世界最大級の医薬品受託製造開発機関(CDMO)であるLonzaは、低分子原薬のプロセス開発・製造を強化する新しいDesign2Optimize™プラットフォームを発表しました。このプラットフォームは、最適化された実験計画法(DoE)に基づいており、プロセスと反応条件の最適化への統計的アプローチです。Design2Optimize™プラットフォームは、低分子原薬の開発期間を大幅に短縮することを目的とし、最適条件に基づいて実験設定を導く独自のモデルベースのアプローチを示しています。
 
過去20年の間で、医薬品開発パイプラインにおける低分子原薬の複雑さは着実に増加してきました。その結果、現在では低分子化合物の合成ルートは、少なくとも20ステップ以上の合成工程を含むことが一般的になっています。最終的な分子に到達するために多くの反応条件や合成ルートを試す代わりに、LonzaのDesign2Optimize™プラットフォームは、情報取得効率を最大化するため、最適化された実験計画法を用いてこの課題に対処します。その結果、必要な実験数が削減され、効率の向上が実現されます。

このモデルベースのプラットフォームは、物理化学モデルと統計モデルを最適化ループと組み合わせることで、従来の統計的手法よりも少ない実験回数で化学プロセスを改善します。Fraunhofer Institute for Industrial Mathematicsと共同で開発されたDesign2Optimize™プラットフォームは、複雑な反応やメカニズムが明確に分かっていない反応でも、医薬品開発者が予測モデルを迅速に構築できるよう支援します。各プロセスのデジタルツイン(仮想モデル)を生成することで、このプラットフォームは、追加の物理的な実験を行うことなく、その場でのシナリオの検証が可能になります。このことにより、実験時間とリソースの使用が大幅に削減され、Design2Optimize™プラットフォームは製造へのパスを加速し、初回から正確なプロセス実行の可能性を高めます。
 
Design2Optimize™プラットフォームと、受賞歴のあるLonzaのAIを活用したルートスカウティングサービスおよびハイスループット実験(HTEを組み合わせることで反応条件の迅速な試験・比較が可能となり、このLonzaの統合的アプローチは、開発を合理化し、プロセスの理解を深め、分子設計から上市までの道のりを加速します。
 
LonzaVice President of Commercial Development, Advanced Synthesis であるJan Vertommenは、「Lonzaは、低分子原薬の開発を革新するために、合成プロセスの迅速な開発と最適化を目指した革新的なサービスを推進しています。原薬の複雑性が高まっている現状を踏まえ、これらの新しいサービスは、初期の候補化合物の選定からファーストインヒューマン試験用原薬(first-in-human materials)までの時間を短縮することを目的としています。」と述べています。
 
 
補足情報
Lonzaの原薬サービスの詳細については https://www.lonza.co.jp/small-molecules/drug-substanceをご覧ください。
 

Lonzaについて
Lonzaは、世界最大級のCDMO(医薬品受託製造開発機関)であり、ヘルスケア業界に貢献することを使命としています。私たちは世界5大陸で活動する約1万8,500人の従業員で構成されるグローバルなコミュニティです。医薬品、バイオテクノロジー企業のお客様と共に、画期的なイノベーションを実現可能な治療法に変えるビジネスを行っています。私たちは、最先端の科学、スマートテクノロジー、効率的な製造プロセスを組み合わせることで、お客様をサポートし、世界中の患者さんの生命を救い、生活の質を向上させる治療薬を提供することにお役立ていただいております。

  
本件に関するお問い合わせ
media@lonza.com 
 
 
免責条項
本メディア・アドバイザリーの記載事項は、将来の予測に関する記述を含む場合があります。これらの記述は、Lonzaグループの現在の予測と推定に基づいており、これらの予測と推定の達成をLonzaグループが保証するものではありません。投資家の皆さまは、すべての将来の予測に関する記述がリスクと不確かさを含んでおり、全体として制限されていることにご注意ください。本メディア・アドバイザリーに含まれる将来の予測に関する記述は、さまざまな要因により、実際の結果と大きく異なる場合があります。また、Lonzaグループは、法律により要求される場合を除き、本メディア・アドバイザリーに含まれる記述を更新する意図を有するものではなく、また、義務を負うものではありません。
 
すべての商標はLonzaに帰属し、スイス、米国および/または欧州連合で登録されているか、またはそれぞれの第三者所有者に帰属し、情報提供のみを目的として使用されています。
 
プライバシーポリシーはこちらから。

 https://www.lonza.com/policies/privacy-policy
 
本メディア・アドバイザリーは、Lonza Group Ltd が、2025 年5月22日(スイス現地時間)に発表したメディア・アドバイザリーを日本語に翻訳再編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。
 
英文メディア・アドバイザリー
Lonza Launches Design2Optimize™ Platform to Streamline API Development

企業情報

ロンザ株式会社

  • 住所東京都中央区日本橋2-1-14 日本橋加藤ビルディング 9階
  • TEL03-6264-7630(代表)
  • URLhttps://www.lonza.co.jp/

詳しく見る

このリリースに関連する商材情報

TOP