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ユーザビリティ試験におけるIRB承認の必要性

登録日:2026/04/06

IRB(治験審査委員会) は、ヒトを対象とする研究において、参加者の安全を守るために設置された委員会組織です。ユーザビリティ試験のIRB申請では、試験プロトコルや同意書、被験者募集用スクリーナー、主たる評価者の経歴などを審査し、リスクが適切に管理されているか、参加者が内容を理解して自主的に参加しているか、評価者が適任かなどを審査します。 

臨床試験のような複雑でリスクの高い研究ではIRBの承認取得に時間がかかる一方、模擬使用が多いユーザビリティ試験のIRB申請は迅速に承認されることが多く、1~2営業日で承認される場合もあります。IRB承認は、特にFDAなど規制当局へ提出される研究において不可欠であり、研究が被験者に与える潜在的リスク(例:針刺し事故や皮膚反応)に対する安全配慮が適切かどうかを確認されます。 

IRB申請の法的根拠は、米国連邦規則集(CFR)Title 45 Part 46 に定められており、ここでは「ヒト対象」の定義や「研究」の定義が示されています。これに照らすと、ユーザビリティ試験も「研究」に該当し「ヒト対象」を含むため、IRB審査の対象と分類されます。 

リスクが極めて低く、適切な保護措置が講じられている場合には、IRB申請を省略できる可能性がありますが、一般的にはユーザビリティ試験においてはIRB申請が推奨されます。 

【略語一覧】
FDA: 米国食品医薬品局 (Food and Drug Administration) 
IRB:治験審査委員会 (Institutional Review Board) 

【キーワード】
Human Factors Engineering / HF / Usability / Institutional Review Board / IRB  

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