| 開催日 | 2026年6月22日(月) |
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| 開催地 | 東京都 |
再現性を高める効果的な実験の進め方・評価法および実験器具の正しい取り扱い
講師:お茶の水女子大学 植竹 紀子 氏
<日時>
2026年6月22日(月) 13:00-16:30
<会場>
[東京・大井町]きゅりあん
*受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。
■講座のポイント
本講座では、実験を単なる作業ではなく「再現性・信頼性・安全性を備えた技術」として実施するための考え方と具体的手法を体系的に解説します。実験の基本構造や仮説の立て方、結果に関わる諸条件の適切な設定などの実験計画の立案、実験器具の正しい選択と取り扱い、安全管理のポイントを整理するとともに、再現できる実験記録の取り方やデータ整理、解析の基本についても学びます。さらに、誤差や再現性欠如の原因分析、実験トラブル事例を通して問題解決力を高め、手順書の作成や実験ノウハウの共有方法、部下や新人への実験教育の進め方までを取り上げます。本講座を受講することで、失敗ややり直しを減らし、組織として安定した実験技術を確立するための実践的な視点を身につけることができます。
■受講後、習得できること
・再現性・信頼性の高い実験を行うための、実験計画の立て方と条件設定の考え方
・実験器具(天秤・ピペット・温度計など)の適切な選択と正しい取り扱い方法
・実験記録の取り方、データ整理・評価の方法など、実験結果を正しく判断するための基本技術
・誤差や再現性欠如の原因を分析し、実験トラブルを未然に防ぐための考え方
・実験手順書の作成やノウハウ共有など、組織として実験技術を高めるための実践的手法
■受講対象
・研究開発部門、分析部門で実験・試験・評価業務を行っている研究者・技術者
・実験の再現性不足や再実験、トラブルを減らしたい方
・実験計画やデータ評価、記録の取り方を体系的に学び直したい方
・実験器具の正しい取り扱い、安全管理、測定の精度を見直したい方
・新人や若手研究者の実験指導・教育を担当しているリーダー・管理職 など
■講演プログラム
1.なぜ「正しい実験の進め方」が必要なのか ~実験を"作業"から"技術"へ~
1-1.実験はなぜ失敗するのか
1-2.再現性・信頼性・安全性の重要性
1-3.特定担当者に依存した実験の弊害
1-4.本セミナーの目的と到達目標
2.実験の基本構造を理解する ~良い実験・悪い実験の違い~
2-1.実験とは何をする行為か
2-2.仮説・条件・結果・考察の関係
2-3.評価できる実験とは
2-4.失敗しやすい実験の典型例
3.実験計画の立て方 ~失敗を減らすための準備力~
3-1.実験目的の明確化
3-2.仮説の立て方
3-3.変数の整理
3-4.実験条件の設定方法
3-5.実験計画書の作成
3-6.時間・資源・安全を考慮した計画
4.実験器具の正しい選択と取り扱い ~器具は「条件」である~
4-1.器具選定の基本原則
4-2.代表的な実験器具の注意点
4-3.誤った器具使用による失敗事例
4-4.校正・点検の考え方
4-5.器具保管と管理の基本
5.実験の実施と安全管理 ~正しく、安全に、安定して行う~
5-1.実験実施前の確認事項
5-2.手順遵守と現場判断
5-3.安全管理の基本思想
5-4.ヒヤリハット事例と対策
5-5.異常発生時の対応
6.実験記録の取り方 ~後から「再現できる」記録とは~
6-1.実験記録の役割
6-2.実験ノートの基本構成
6-3.記録すべき情報・省略してはいけない情報
6-4.記録漏れが引き起こす問題事例
6-5.電子記録・写真・動画の活用
6-6.良い実験記録・悪い実験記録の比較
7.実験結果の整理と解析 ~データを「判断材料」に変える~
7-1.生データと加工データ
7-2.データ整理の基本ルール
7-3.グラフ・表の作成方法
7-4.再現性とばらつきの評価
7-5.結論の導き方
8.手順書の作成と運用 ~守られる手順書を作る~
8-1.手順書の目的
8-2.わかりやすい手順書の構成
8-3.曖昧表現・個人的な表現をなくす工夫
8-4.手順書の管理と改訂
8-5.手順書を教育・品質向上に活かす方法
9.誤差・再現性欠如・トラブル事例 ~失敗から学ぶ実験技術~
9-1.誤差の種類
9-2.再現性が出ない原因分析
9-3.実験トラブル事例集
9-4.原因特定の手順
9-5.再発防止策の立て方
10.新人・部下への実験教育 ~教える技術、育てる技術~
10-1.実験教育で起きやすい問題
10-2.教育のステップ設計
10-3.理解度の確認方法
10-4.失敗を活かす指導法
10-5.評価・フィードバックの与え方
11.実験ノウハウの継承と組織化 ~実験を「個人技」から「組織力」へ~
11-1.暗黙知と形式知
11-2.ノウハウの見える化手法
11-3.個人依存を防ぐ仕組み作り
11-4.ベテラン退職・異動への備え
11-5.継続的な技術継承の仕組み
12.まとめ ~良い実験文化をつくるために~
12-1.本セミナーの要点整理
12-2.個人が身につけるべき姿勢と視点
12-3.組織として育てる実験文化
12-4.明日から実践できるチェックリスト

