開催日 | 2025年4月9日(水) |
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開催地 | Web |
★マイクロバイオーム解析のピットフォールを徹底解説!環境からヒト常在菌まで、確実な結果を導く実践的アプローチ。
■セミナーテーマ
マイクロバイオーム解析の実践技術~ヒト常在菌から環境微生物まで~
<Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴あり>
■講師
早稲田大学 理工学術院 准教授
bitBiome株式会社 取締役 CSO
細川正人 氏
■主経歴等
2022年4月 - 現在 国立研究開発法人科学技術振興機構 創発研究者
2021年4月 - 現在 早稲田大学 准教授
2018年11月 - 現在 bitBiome株式会社 取締役CSO
2018年9月 - 2020年3月 早稲田大学 次席研究員(研究院講師)
2015年10月 - 2019年3月 国立研究開発法人科学技術振興機構 さきがけ研究者
2014年4月 - 2016年3月 早稲田大学 次席研究員(研究院助教)
2013年6月 - 2014年3月 早稲田大学 日本学術振興会特別研究員(PD)
2011年4月 - 2013年5月 静岡県立静岡がんセンター研究所 日本学術振興会特別研究員(PD)
■専門および得意な分野・研究
バイオエンジニアリング、微生物ゲノム解析
■本テーマ関連の専門学協会等での委員会活動
日本生物工学会 代議員 (2017-)
日本化学会 バイオテクノロジー部会 役員 (2022-)
●日時 2025年4月9日(水) 13:00-15:30
●会場 会場での講義は行いません。
●受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名36,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円<
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。
■講座のポイント
マイクロバイオーム解析は、ヒトの健康や疾患との関連性から環境生態系の理解まで、幅広い分野で注目を集めています。しかし、サンプリングから配列解析まで、各ステップでの適切な手法選択と注意点の理解が結果の信頼性を左右します。
本講座では、16S rRNA遺伝子アンプリコン解析、メタゲノム解析、シングルセルゲノム解析など、目的に応じた手法の選択から解析結果の解釈まで、実践的なワークフローを解説します。特にヒト常在菌研究に焦点を当てながら、環境サンプルへの応用についても言及し、信頼性の高いマイクロバイオーム解析の実現に必要な知識を習得していただきます。
■受講後、習得できること
・サンプル特性に応じた最適な解析手法の選択と実験計画の立て方
・各解析手法(16S rRNA、メタゲノム、シングルセル)の特徴と適用限界の理解
・ヒト常在菌研究特有の実験デザインとデータ解析における注意点
・バイオインフォマティクスツールの適切な使用方法とデータの品質管理
・環境サンプルへの応用展開とその際の留意点
■講演プログラム
1.マイクロバイオーム研究のためのDNAシーケンス解析の基礎
1.1 ヒトマイクロバイオームと疾患
1.2 微生物ゲノムデータの最新動向
1.3 DNAシーケンサーを用いたマイクロバイオーム解析
1.4 菌叢解析/全ゲノム解析手法の使い分けフローチャート
2.マイクロバイオームDNAシーケンス解析法の比較 手法、得られるデータ、応用
2.1 メタゲノム解析
2.2 16S rRNA遺伝子アンプリコン解析
2.3 16S rRNA遺伝子アンプリコン解析とメタゲノム解析の比較
2.4 Metagenome-assembled genome (MAG)回収
2.5 メタゲノム解析が苦手とする試料例
2.6 シングルセルゲノム解析
2.7 メタゲノム解析とシングルセルゲノム解析の比較
2.8 ファージ、プラスミド、薬剤耐性遺伝子などのMobile genetic elementの解析
2.9 メタゲノム解析、シングルセルゲノム解析の応用事例
3.マイクロバイオーム解析におけるバイオインフォマティクス
3.1 16S rRNA遺伝子アンプリコン解析におけるバイオインフォマティクスツール利用例
3.2 メタゲノム解析におけるバイオインフォマティクスツール利用例
3.3 MAG・SAGの回収と品質の評価
3.4 メタゲノムとシングルセル解析の統合解析
4.微生物ゲノム情報からのエンジニアリング
4.1 ヒト常在菌中のファージ遺伝子から特異的な溶菌酵素を開発する
4.2 微生物ゲノムデータから新奇酵素を探索する
(質疑応答)