株式会社情報機構

代替タンパク質(植物由来肉・培養肉)/フードテック/細胞農業ビジネスの現状と課題解決への具体的な取り組み

2024/02/21

開催日 2024年5月24日(金)
開催地 Web

☆社会的な環境への意識変化や細胞培養技術の進展に伴い、
 各種課題の解決に寄与する細胞農業は、新たなステージに入りつつあります。
☆本講座では、普及と実現に向けた最新研究情報について、
 実例も交えつつ、今後の展開や応用可能性をご説明いたします!

【テーマ名】
【食の観点から環境負荷軽減・SDGs実現を目指す!】
代替タンパク質(植物由来肉・培養肉)/フードテック/細胞農業ビジネスの現状と課題解決への具体的な取り組み
~国内外の最新動向に始まり、製造コスト削減・安全性確保・社会実装に向けた留意点等に至るまで~


【講師】
非営利活動法人日本細胞農業協会
代表理事
博士(農学)
五十嵐圭介 先生

【経歴】
2015年 Shojinmeat Projectに参入
2017年 東北大学大学院 農学研究科 応用生命科学専攻 博士課程 修了
2017年 株式会社リバネス 入社
2019年 株式会社リバネス 退社
2019年 インテグリカルチャー株式会社 入社
2019年 非営利活動法人日本細胞農業協会 設立
2022年 インテグリカルチャー株式会社 退社
2022年 東北大学大学院農学研究科 環境適応植物工学研究室 助教 就任

【専門および得意な分野・研究】
 博士号取得時の専門は植物分子遺伝学。イネの大量生産を目指し、ハイブリッドライス作出基盤の基礎研究を行った。食料生産の資源循環の効率化・コンパクト化がこれからの社会には必要であると感じ、細胞農業の研究の中でも中心となる培養肉の研究開発を行っていた。東北大学に就任後、細胞農業の中でも植物領域の開拓を開始した。

【本テーマ関連学協会での活動】
2018年 株式会社リバネスにて小中学生向け細胞農業実験教室の講師を担当
第2回細胞農業会議(2019年3月開催)の運営
2019年 第3回アグリプラットフォームコンソーシアムミーティングにて講演
サイエンスアゴラ2019 シンポジウムのパネルディスカッション登壇
2021年 第3回細胞農業会議開催
2022年 第4回細胞農業会議開催
2023年 第5回細胞農業会議開催

【日時(オンライン配信)】
5月24日(金) 13:00-17:00

【受講料】
●見逃し視聴なし:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

●見逃し視聴あり:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

※詳細な内容やお申込み要領等は、下段「セミナーホームページを見る」をご参照ください。

【セミナーの内容】
■講座のポイント
 生物は細胞で構成されています。これまで私達人類は、生物を育てることで食料を生産するという農業活動を行ってきました。細胞農業では、生物を構成する細胞を直接増やすことで農業生産活動を行う考え方です。
 現在、世界の農業は大規模化が進み、生産地と消費地が遠く離れ、資源の移動が起こることで資源の不均一化が起きつつあります。それを解決するためには、よりコンパクトに資源が循環する食料生産・消費・再資源化のシステムが必要です。細胞農業による食料の工業的生産が実現すれば、よりコンパクトかつ持続可能な食料生産を行う社会となると考えられます。本講座では近年注目が高まっている植物細胞農業についても紹介します。

■受講後、習得できること
・現在の農業生産が直面している課題が理解できる
・細胞農業がどのように行われるのかが理解できる
・細胞農業が関連する業界分野が見えてくる
・細胞農業が実現するにあたる課題がわかる

■講演中のキーワード
・細胞農業
・培養肉
・細胞培養
・細胞性食品
・植物細胞農業

■プログラム項目
1. 世界の食料生産の課題
 ・気候変動/食料需要の増加
 ・温室効果ガス排出

2. 細胞培養による食料供給の可能性
 ・細胞農業開発の歴史的経緯
 ・細胞農業製品の実例(クロマグロ、うなぎ、コーヒー、チョコレート等々。)
 ・スタートアップ企業の事業化計画

3. 細胞性食品の一般的な作り方
 ・生物細胞、バイオリアクター、培養液
 ・製造コスト
 ・実用化(商品化)に必要な技術要件
 ・低価格化の方法
 ・培養の効率化
 ・大規模/普及用の細胞培養
 ・各種研究事例の紹介

4. エネルギー効率から見る細胞農業のメリット
 ・エネルギー変換効率
 ・ライフサイクルアセスメント(LCA)

5. 細胞農業の経済的意義
 ・タンパク源の安全保障問題
 ・細胞農業ベンチャーが目指す市場規模とビジネスチャンス

6. 細胞農業の文化的意義
 ・文化/社会的インパクトと国/宗教/社会集団ごとに異なる論点

7. 生命倫理から見た培養細胞の捉え方
 ・功利主義や動物愛護

8. ベジタリアンやヴィーガンに対する培養肉の印象
 ・欧米型/東洋型/インド型のベジタリアニズム
 ・倫理常識に関わる議論
 ・消費者需要及び意識調査
 ・細胞農業のエコシステム
 ・一般普及までの道のり

9. 世界各国の法整備の現状と培養肉が社会実装されるために解決すべき課題
 ・食品安全衛生
 ・国内外の最新動向
 ・技術的課題や社会実装に向けたルール形成/各種取り組み

10. 質疑応答

企業情報

株式会社情報機構

  • 住所東京都品川区大崎3-6-4 トキワビル3階
  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
  • URLhttps://johokiko.co.jp/

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