開催日 | 2024年12月13日(金) |
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開催地 | Web |
【開催日時】
2024年12月13日(金) 12:30~16:30
【講師】
東洋大学 名誉教授、元東洋大学 生命科学部 教授 工学博士 岡崎 渉 氏
《専門》
応用微生物学,酵素科学,香粧品化学
《略歴》
東洋大学工学部応用化学科卒業、同大学院工学研究科応用化学専攻修士・博士課程修了
(工学博士)、この間、理化学研究所微生物生態学研究室で好アルカリ性微生物に
関する研究に従事。(株)アリミノに入社、開発、品質管理、薬事業務に従事。
日本パーマネントウェーブ液工業組合、日本へカラー工業会の各種委員を歴任。
1997年4月東洋大学生命科学部開設に伴い、助教授として着任。
2008年4月より教授。生命科学部学部長、地域活性化研究所所長等を歴任。
2015年7月より名誉教授。
【価格】
非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) 会員: 46,200円 (本体価格:42,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
【趣旨】
微生物の生育行動を考え、製品の微生物汚染の起こりやすい状況を把握し、その発生を予測する。微生物汚染、防腐・抗菌性評価について多方面の角度から考察を加え、製品開発、品質保証面に反映できるようにする。防腐・抗菌性試験のポイント、製品開発と製造所における微生物汚染防止の考え方を習得する。
【プログラム】
1.微生物の一般的な生育条件
1.1 微生物の生育条件を考える。
1.1.1 pH
1.1.2 温度
1.1.3 酸素(空気)
1.1.4 水分(湿度)
1.1.5 栄養源
1.1.6 塩濃度・糖濃度
1.2 微生物汚染を受けやすい製品かを考える。
1.3 製品の微生物汚染をコントロールできるか?
2.微生物試験法
2.1 培地の選択
2.2 培養条件の検討
2.3 殺菌
2.4 微生物の計数
2.5 製品汚染微生物の分離と特徴付け
2.5.1 コロニー等の形態観察
2.5.2 製品汚染微生物の分離
2.6 微生物コレクションの作成と保存方法
3.防腐・抗菌性試験
3.1 試験微生物の選択
3.2 防腐・抗菌剤の有効濃度の予測
3.3 防腐・抗菌剤を含まない素地の抗菌力を考える。
3.4 防腐・抗菌剤の選択
3.4.1 防腐・抗菌剤の性質
3.4.2 化粧品に使用される防腐・抗菌剤の要件
3.4.3 製品中での抗菌活性の低下
3.4.4 防腐・抗菌剤の選定と配合量
3.4.5 配合上の留意点
4.製品の抗菌性を考える。
4.1 製品の機能、効能・効果と抗菌力
4.2 製品の安定性と抗菌力
4.3 エマルションと防腐・殺菌剤
4.4 ビーカースケールと製造スケール
4.5 防腐剤フリーのために
4.6 保存効力試験は自社で行うか、外注か。
5.製造所の微生物管理
5.1 微生物がどのくらい存在しているか、また、どこに多いか?
5.1.1 微生物計数条件
5.1.2 空中落下菌の状況
5.1.3 原料
5.1.4 製品
5.1.5 作業環境
5.2 製造所の微生物管理
5.3 衛生管理
5.4 作業従事者の意識
5.5 GMPとISO・・・標準化
6.品質保証
6.1 製品の物性と微生物安定性
6.2 微生物汚染製品のクレーム処理
6.3 製品の抗菌力と使用方法、容器の選択
7.微生物汚染防止のための社内ネットワーク
7.1 よりよい微生物管理を行うために