株式会社R&D支援センター

新規モダリティにおける事業性評価手法

2024/07/19

開催日 2024年11月21日(木)
開催地 Web

【開催日時】
2024年11月21日(木) 13:00~16:30

【講師】
中外製薬(株)ビジネスインサイト&ストラテジー部
    ビジネスアナリシスプロフェッショナル 高山 健次 氏

ご専門
 ・有機合成、市場調査、売上予測、事業性評価
ご経歴
《中外製薬(株)での活動》:
 ・1989年入社後、農薬事業部にて除草剤、昆虫生育抑制御剤等のドラックデザイン、
   有機合成に5年間従事
 ・医薬事業部にて代謝研究、分析業務に3年間、市販後医薬品の育薬研究に3年間従事
 ・中外製薬と日本ロシュの経営統合(2002年)より、医薬事業の企画部門へ配属。
   以降、様々な組織名称となるが、一貫して自社品、ロシュ社や他社との導入品・
   導出品の市場調査、売上予測、事業性評価、ライセンスや経済条件等の検討を多数経験。
《業界での関連活動》:
 ・ファルマミーティング
  (日本における製薬企業の市場調査部門担当者の団体:43社加盟)代表(2014年)
 ・日本発創薬の価値最大化研究会(JVO)理事(2018年~2023年)
 ・BAミーティング
  (日本における製薬企業の事業性評価担当者の団体:36社加盟)発起人代表(2023年~)

【価格】
 非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)   会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

【趣旨】

 昨今、核酸医薬、遺伝子治療、細胞治療などの新規モダリティによる医薬品が上市されるようになり、これまで治療が困難であった難治性希少疾患や症状に対して、また創薬ターゲットへの新たなアプローチとしても注目されている。新規モダリティのオリジネーターは革新的な科学技術を有するアカデミアやスタートアップ企業が多く、研究開発への資金調達は不可欠であり、また製薬企業側は抗体医薬品の次を埋めるパイプラインやブレイクスルーを期待し、資本業務提携や買収も進みつつある。
 本セミナーでは、新規モダリティ医薬品のビジネス評価や導出入の意思決定に際し、重要な役割を担う事業性評価を取り上げ、その概念や計算方法などの基礎、新規モダリティの特徴を踏まえた事業性評価項目のポイントについて、事例を交えて解説する。

【プログラム】
 1.中外製薬(株)とは?
  ・中外製薬の特徴
  ・中外製薬の事業モデル
 2.意思決定を支援する事業性評価とその概念
  ・意思決定における戦略的マネジメントとは
  ・意思決定の質の向上の意義
  ・事業性評価のゴール
  ・事業性評価の4つの目的とタイミング
  ・事業性評価を理解する上での重要な指標
  ・事業リスクと4つの事業性評価の実施方法
  ・正味現在価値(NPV)と不確実性を考慮した正味現在価値(eNPV)
  ・事業性評価のアウトプットとその解釈
  ・意思決定の質を高めるために重要な6つの要素
 3.新規モダリティ(治療手段)の特徴
  ・治療モダリティの変遷
  ・なぜ新規モダリティによる創薬アプローチが取られるのか
  ・希少疾患ビジネスへの期待と不安
  ・新規モダリティの上市品と開発品
  ・新規モダリティ製品(核酸医薬、遺伝子治療、細胞治療等)の特長
  ・新規モダリティのビジネス評価のタイミング
 4.新規モダリティの事業性評価
  ・新規モダリティの特徴とビジネス課題
  ・ビジネス課題と事業性評価項目との関係
  ・売上構成要素(投与患者数、平均投与量、薬価)の留意点と推計方法
  ・費用構成要素
    (原価、研究開発費、申請費用、営業費、特許使用料)の留意点と推計方法
  ・不確実性要素(シナリオ、幅、成功確率)の留意点と推計方法
  ・経済条件要素(一時金/マイルストン支払、売上ロイヤルティ等)
  ・導出入候補品の事業性評価に用いる会計基準とは
 5.製品チームや経営から信頼の得られる事業性評価を目指して
  ・中外製薬での事業性評価実施の流れと、確認ポイント
  ・事業性評価がネガティブとなった場合の対処方法
  ・事業性評価の役割と目指すところ
  ・市場調査と事業性評価の関係

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