[書籍紹介]
GMP変更管理・技術移転
リスクベース評価と申請の考え方
●書籍のポイント
製法変更、委託先の変更、溶媒の変更、、、これらがもたらす”リスク”とは?
個別性の高いテーマだからこそ”事例”を多く集めています!
製造方法、製造場所、規格、原料等、承認取得後の変更は高い頻度で発生する事象です。昨今、話題になった品質問題では、「適切に変更管理ができていない」、「申請や届出を行うべき変更が放置されている」といったことに起因するものも多く、今一度“適切な変更管理”の実施方法を見つめ直す時期にあると言えます。
本書は、ICH Qシリーズのガイドラインが示す“リスクベース”の考え方を導入した変更管理手法を解説し、変更頻度が高い事項の例を示す実践書です。製造の委受託が活発化する現況も考慮し、変更管理の一環として技術移転の手法も盛り込んで、網羅的かつ深い知識を提供します。
編著:古澤 久仁彦/著 定価(本体7,000円+税)/B5判/192頁/2018年5月刊 |
●目 次
1章 各国当局が求めるリスクベース変更管理
1 ICH にみられる変更管理の概念変化
2 変更申請・手続き
3 欧米における変更管理の原則
2章 変更管理の手順と品質への影響評価
1 変更におけるリスク評価の基礎
2 変更時に検討すべき事項
3 リスクベースによる変更管理手順
4 リスク評価の演習
5 リスクベース変更管理のSOP
3章 FDA warning letter およびEMA non–compliance report にみられる変更管理の不備
1 米国FDA の変更管理に関する考え方
2 Warning letter およびnon-compliance report の事例
4章 製造工程での変更例とリスク
1 反応溶媒の変更
2 出発原材料を自社生産から購入品に変更
3 新品溶媒から溶媒の再利用への変更
4 エステル化を酸触媒から酵素触媒に変更
5 棚式乾燥機を回転式乾燥機(コニカル乾燥機)に変更
6 主原材料の調達先を海外に変更
7 汎用溶媒の購入先変更
8 崩壊剤の変更
9 製剤工程(処方,剤形等)の変更
10 PE 瓶をブリスター包装に変更
11 原薬包装容器をPE 袋からアルミラミネート袋に変更
12 試験法の変更
13 スケールアップ
5章 技術移転,導出
1 技術移転プロジェクトのポイント
2 各項目別:技術移転に際して必要となる情報
3 移転プロジェクトに必要なドキュメントの整備
4 海外CMO への技術移転(製造場所の変更)
5 同じ敷地内の新工場への技術移転(製造場所の変更)
6 品質試験を外部に委託する
7 技術移転のケーススタディ
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