| 開催日 | 2026年1月29日(木) |
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| 開催地 | Web |
★安衛法改正の影響による対象物質の増加に伴い、リスクアセスメントの工数も著しく増大!
★本セミナーでは、リスクアセスメントを効率的に行うためにどのような手法を取るべきか、
また、その場合に起きがちな課題と解決の方向について、昨今の関連省令の改正動向と求められる事柄などもふまえ解説します。
化学物質の自律的管理におけるリスクアセスメントの課題をふまえた効率的・効果的な進め方
<講師>
元・厚生労働省 労働基準局安全衛生部化学物質対策課 化学物質国際動向分析官 柳川 行雄 氏
<日時>
2026年1月29日(木) 10:30-16:30
<形態>
Zoomオンラインセミナー:見逃し視聴あり
<受講料>
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円
*受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。
<セミナーポイント>
化学物質の自律的管理の全面施行から2年近くが経過し、対象となる化学物質数も大幅に増加しています。自律的管理の中心となるべきリスクアセスメントについても著しく工数が増加したことから、効率化を図り、かつ職業性疾病の発生を確実に防止するために、どのように行うべきか、多くの企業で担当者が悩んでいるのが現状です。
化学物質のリスクアセスメントの効率化のためには、簡易なリスクアセスメントでスクーリニングを行い、問題のある物質については高度な手法を行う、ということが原則となりますが、そのためには、各手法の理解と適切な選択や、必要にして十分な対策の見極めなどが必要となってきます。
このセミナーでは、リスクアセスメントを効率的に行うために、どのような手法を取るべきか、また、その場合に起きがちな課題と解決の方向について、昨今の関連省令の改正動向と求められる事柄などもふまえ解説します。
○受講対象:
製造業、教育業、研究所等において、化学物質管理の社内制度の構築に携わっておられる方、具体的には、化学物質管理者、衛生管理者の方等を対象とします。
○受講後、習得できること:
化学物質のリスクアセスメントの効率的な進め方、リスクアセスメントの実施において留意すべき事項、リスクアセスメントの具体的な手法等
<講演プログラム>
1.プロローグ
1)化学物質の開発状況及び(従来型の)有害性調査制度の概要
2)化学物質による労働災害の現状
3)化学物質の自律的管理の概要とその本質
2.化学物質のリスクアセスメントを効率的に行うための具体的な流れ・留意点(概要)
1)対象となる化学物質の洗い出し
2)スクリーニングとしての簡易なリスクアセスメントと、より高度なリスクアセスメントの関係
3)簡易なリスクアセスメントでリスクが低い評価される2つの場合
3.簡易なリスクアセスメント手法とその課題・盲点
1)CREATE-SIMPLEのリスク判定の仕組みとその問題点
a)リスク判定の仕組み
b)職業ばく露限界のない物質のリスク評価
c)有害性情報のない物質のリスク評価
2)ECETOC TRAの手法とその課題
a)一般の事業者にとっての利用の困難性
b)その他
4.より詳細なリスクアセスメント手法の実際
1)数理モデル(ボックスモデル)
2)簡易な測定(検知管方式、リアルタイムモニターによる方式)
3)作業環境測定(場の評価=A,B測定、C,D測定)
4)個人ばく露測定(個人ばく露の評価)
5)生物学的モニタリング
5.発がん性物質のリスクアセスメントの固有の問題
6.経皮ばく露のリスクアセスメントの考え方
7.(漏洩事故等による)爆発・火災災害、急性中毒災害のリスクアセスメント
1)CREATE-SIMPLEによる、リスクアセスメントは十分なのか
2)シナリオ抽出、リスク評価による手法
8.災害発生時の法的責任
1)刑事責任(企業の責任、個人の責任)
2)民事責任(企業の責任、トップの責任、化学物質管理者の責任)
9.その他
1)呼吸用保護具に関する問題
2)保護手袋に関する問題
<質疑応答>

