開催日 | 2025年6月18日(水) |
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開催地 | Web |
★不良の原因となる「異物・ゴミ」はそもそもどのような性質か、クリーンルーム内ではどのような挙動なのか、発生源をどのように特定するのか?現場ベースで解説します。
★製造不良を起こさないためのクリーンルーム運用方法、明日からすぐに見直せるポイント盛りだくさんでお届けします。
現場の実情に見合ったクリーンルームの運用方法と
必要な基礎知識及び改善・実践方法
~実務に役立つ「作業者が納得できる発塵機構の解説と見える化の推進」~
<講師>
IWASA コンサルタント 岩佐 茂夫 氏
<日時>
2025年6月18日(水) 10:30-16:30
<形態>
Zoomオンラインセミナー:見逃し視聴あり
<受講料>
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円
*受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。
<セミナーポイント>
■講座のポイント
「クリーンルームで生産しているのに不良が発生する。」「何故クリーンルームで生産しているのか効果が良く解らない?」という様な事はありませんか?
問題点は「設備や装置を設置しているか?いないか?」ではなく、それらの設備や装置の原理や使い方を熟知して効率的にそれらを使えているか?にあるのです。
自動車は持っているが運転の方法が判らないのでは自動車の性能や便利さを享受することは出来ません。クリーンルームに関しても同様で、クリーンルームは設置されているがその使い方が良く解らない!という様な事態に陥ってはいませんか?
クリーンルームを使用する者の立場に立った「どの様にクリーンルームを使用して行くのが正しいのか?」という技術解説は殆ど見当たりませんし、クリーンルーム内の生産においても、どの程度ゴミや異物が排除されているかの確認さえ行われていない場合が多いようです。
本講ではクリーン技術の原理から、機器の使用方法、資材の評価や現場での対策の実践方法、実施事例までも含めて詳細に解説して行きます。
生産現場で発生した不良はせっかく材料と工数をかけて完成品にしたにも関わらず、そのまま廃棄の対象となってしまいます。これらの不良が良品になれば全て利益として還元され、その原価改善効果は計り知れません。「この程度の不良は出ても当たり前だ」と考えずに、今一度不良削減に取り組んでみませんか?
クリーン化技術は半導体のみならず、医療、医薬品、食品、各種塗装製品、カメラをはじめとする光学機器生産、その他の組立製品に関しても共通に使用できる有用な応用技術です。
■受講後、習得できること
・ クリーンルームの基礎知識
・ クリーンルームの性能向上
・ クリーンルームの正しい運用と管理方法
・ ゴミ不良削減/歩留まり改善の具体的な手法
・ ゴミ/異物の性質の理解とその見える化
・ 不良低減事例の紹介
■講演中のキーワード
・ クリーンルーム
・ クリーンルームの運用・管理
・ 不良削減
・ ゴミの見える化
・ クリーン着
・ クリーン資材
<講演プログラム>
1. ゴミ・異物とは何か (対策の対象となる不良や不良原因の範囲は?)
1-1.ゴミ・異物の範囲 雰囲気中のゴミ・異物
1-2.因果律
2.クリーンルームの基礎知識
2-1.クリーンルームの四原則
2-2.クリーンルームの原理
2-3.クリーンルームの方式
2-4.クリーンルームとは一体どの様な部屋なのか?
2-5.ゾーニングとは何か?
2-6.差圧計
2-7.差圧計の使い方
3.クリーンルームの規格
3-1.規格の始まり
3-2.米国Fed.Std.209の変遷
3-3.米国Fed.Std.209とISO規格
3-4.各国のクリーン度規格
3-5.クリーンクラスグラフの活用
3-6.発塵事例
4.ゴミの性質を知る 先ずは敵を知ろう
4-1.クリーン化へのステップ
4-2.ゴミ・異物の大きさを認識する
4-3.ゴミ性質を認識する
5.ゴミ・異物の見つけ方
5-1.管理すべきゴミ・異物は何か?
5-2.ゴミの見える化 ノウハウ1
5-3.ゴミの見える化 ノウハウ2
5-4.ゴミ・異物の補足方法
5-4.ゴミの判別方法 繊維の判別
5-5.ゴミの判別方法 短繊維と長繊維
5-6.パーティクルセンサー
5-7.FTIR
5-8.その他の機材
6.現場の点検と管理
6-1.現場点検のポイント
6-2.現場管理のポイント
7.ゴミの堆積例のご紹介(写真にて)
8.クリーンルームの運用方法
8-1.クリーンルームの清掃のポイント
8-2.清掃の方法
8-3.清掃頻度の考え方
8-4.清掃を簡略化するアイデア
8-5.クリーンルーム入室時の注意事項
8-6.クリーンルーム内での注意事項
8-7.無塵衣各部からの発塵
8-8.無塵衣のクリーニング効果
8-9.無塵衣着用のポイント
8-10.手袋の種類と着用方法
8-11.粘着マットの効果
8-12.床沈着塵埃の粒径
8-13.エアシャワーの効果
8-14.HEPAフィルター
8-15.クリーンブースを使用する時の注意点
8-16.掃除の徹底
9.クリーンの四原則と5S
10.クリーン資材の紹介
10-1.クリーン着の紹介
10-2.ワイパーの紹介
10-1.手袋の紹介
11.塗装工程のクリーン化
12.組立工程のクリーン化
13.半導体工程のクリーン化
14.クリーン教育
14-1.一般教育
14-2.技術者教育
14-3.クリーン担当技術者の必要性
15.現場改善事例のご紹介
半導体工程、射出成型、半田付け、塗布工程、組立工程等々
16.質疑応答