開催日 | 2025年5月13日(火) |
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開催地 | Web |
☆本講座は、単日/複数日/全日参加のご選択が可能です。
☆今回、医療機器の設計開発における重要国際規格5つにフォーカスし、
基礎から実務に至るまで、分かりやすく解説いたします!
☆規格自体を初めて学ぶという方はもちろんのこと、
各規格を深堀りしたいといったご担当者様のお申込みも大歓迎です!
【テーマ名】
医療機器設計開発における規格解説シリーズ入門研修2025【全5回シリーズ】
第1回:リスクマネジメント規格(ISO14971)
【講師】
株式会社イーコンプライアンス
代表取締役
村山浩一 氏
【経歴】
1986年4月 日本ディジタルイクイップメント株式会社(日本DEC) ソフトウェアサービス部 入社
・GCP管理システム、症例データ管理システム企画・開発担当(現ClinicalWorks/GCP/CDM)
・改正GCP(J-GCP)に対応した標準業務手順書作成コンサルティング
・製薬業界におけるドキュメント管理システム導入コンサルティング
1999年1月 日本ディジタルイクイップメント株式会社 退社
1999年2月 日本アイ・ビー・エム株式会社 コンサルティング事業部 入社
・NYのTWG(The Wilkerson Group)で製薬業界に特化したコンサルタントとして研修
・製薬企業におけるプロセス リエンジニアリング担当
・Computerized System Validation(CSV)、21 CFR Part11 コンサルティング
2001年7月 IBM認定主幹コンサルタント
・アイビーエム・ビジネスコンサルティングサービス株式会社へ出向
マネージング・コンサルタント
2004年7月 日本アイ・ビー・エム株式会社 退社
2004年8月 株式会社イーコンプライアンス設立
現在に至る
【専門および得意な分野・研究】
・日米欧の医療機器規制
日本:QMS省令、GVP省令
米国:21 CFR 820 QSR(QMSR)、801、803、806
欧州:MDR、IVDR
・日米欧の医薬品規制
日本:GCP、GMP、GVP、GQP、GPSP
米国:cGMP
欧州:PIC/S GMP
・Computerized System Validation
GAMP 5、PIC/S GMP Annex 11、IEC 80002-2
FDA CSAガイダンス、コンピュータ化システム適正管理ガイドライン
・ER/ES
21 CFR Part 11、ER/ES指針
【本テーマ関連学協会での活動】
・東京都医工連携HUB機構 医工連携セミナー
・滋賀医療機器工業会 令和3年度医療機器講習会
・臨床検査薬協会国際委員会
【開催日時(オンライン配信)】
2025年5月13日(火) 10:30-16:30
【受講料(単日参加の場合)】
●見逃し視聴なし:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
●見逃し視聴あり:1名56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円
※詳細な内容やお申込み要領等は、下段「セミナーホームページを見る」をご参照ください。
【セミナーの内容】
■講座のポイント
医療機器には何がしかのリスクが潜んでいます。医療機器事故は、ユーザの意図した利用と設計者の思想のギャップによって起こるとされています。
医療機器企業にとって、リスクを管理することは非常に重要です。しかしながら、リスクマネジメントは難解です。リスク分析の結果は、設計管理のインプットとなります。
昨今では、ユーザビリティを含め、合理的な誤使用を予測したリスク分析が求められています。
演者は多くの医療機器企業においてリスクマネジメントの指導を行ってきましたが、各社ともに我流で実施していることが多いようです。 それでは、医療機器の安全が確保できず、また回収(改修)も減少しません。そのためには、リスクマネジメントの基本的な考え方と規制当局の期待を十分に理解しなければなりません。
本セミナーでは、難解なリスクマネジメント・ISO14971:2019を初心者にもわかりやすく解説いたします。またユーザビリティエンジニアリングも解説します。
■受講後、習得できること
・ISO 14971:2007とISO 14971:2019の差異
・設計管理のインプットとしてのリスク分析の実施方法
・リスクマネジメントとユーザビリティエンジニアリングの違い
・リスクを管理するための具体的なSOP
・合理的に予見可能な誤使用とは
■本テーマ関連法規・ガイドライン
・ISO 14971:2019(JIS T 14971)
■講演中のキーワード
・ISO 14971
・リスクマネジメント
・FMEA
・合理的に予見可能な誤使用
・使用エラー
■プログラム項目
1. はじめに
・医療機器リスクマネジメントとは?
・リスクの定義(ISO/IEC Guide 51)
・R-MAP法とは?
・リスク評価の実際(R-Map法)
・重大性と発生確率の低減
・危害の程度
・リスク発生に対する考え方
・3 step method
・リスク低減方策の優先順位
・一般的なリスクマネジメントプロセス
・ハザード、危害、リスク
2. 用語の定義
・ファイルとは
・state of the artとは
・使用エラーとは
3. ISO 14971:2019とは
・ISO 14971(JIS T 14971)「医療機器-リスクマネジメントの医療機器への適用」 とは
・ISO 14971:2007(JIS T 14971)規格の適用範囲
・ISO 14971誕生の歴史
・ISO 14971:2019(JIS T 14971)規格とは
・リスクシナリオ
・リスクマネジメントのライフサイクルモデル
・ISO 14971:2019 目次
・リスクマネジメント計画
・リスク分析
・ハザード(hazard)の例(ISO 14971:2007)
・【例】PCプロジェクターにおけるリスクアセスメント
・リスク評価
・リスクマネジメント
・総合残留リスク
・機器設計リスクマネジメントワークシート
・ISO 14971:2019の要求事項を正確に理解するために
4. リスクマネジメントのコツ
・初期リスクアセスメントでは、発生確率はあまり重要ではない
・ハザードではないもの
・リスクコントロール後は発生確率に注目する
・医療機器の設計においてFMEAは使用してはならない
・製造工程におけるリスクマネジメント(FMEA)と設計工程におけるリスクマネジメント(ISO 14971)は何が異なるのか?
・起きてしまったことはリスクとは言わない
・品質苦情、CAPAとFTAの関係性
・ヒューマンエラー、ソフトウェアエラー
・医用電気機器(ME機器)とは ~メカ・エレキ・ソフトウェアの設計開発~
・特性・特質分析
・機器設計機器要求事項とリスク分析の関係
5. 安全とは
・ISO/IEC Guide 51: 2014 “Safety aspects ー Guidelines for their inclusion in standards”
・合理的に予見可能な誤使用
・製品の使用条件とリスクアセスメントの範囲
・航空機はなぜ飛ばせることができるのか?
・発生頻度のゼロレベル
・発生頻度
6. ISO 14971:2019逐条解説
・まえがき
・序文
・1.適用範囲
・2.引用規格
・4.リスクマネジメントシステムの一般要求事項
・5.リスク分析
・7.リスクコントロール
・8.全体的な残留リスクの評価
・9.リスクマネジメントのレビュ
・10.製造及び製造後の活動
・附属書A(参考)要求事項の根拠A.1 一般
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.1 適用範囲
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.2 引用規格
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.3 用語及び定義
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.4 リスクマネジメントシステムの一般要求事項A.2.4.1 リスクマネジメントプロセス
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.4 リスクマネジメントシステムの一般要求事項A.2.4.2 経営者の責任
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.4 リスクマネジメントシステムの一般要求事項A.2.4.3 要員の力量
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.4 リスクマネジメントシステムの一般要求事項A.2.4.4 リスクマネジメント計画
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.4 リスクマネジメントシステムの一般要求事項A.2.4.5 リスクマネジメントファイル
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.5 リスク分析 A.2.5.1 リスク分析プロセス
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.5 リスク分析 A.2.5.2 意図する使用及び合理的に予見可能な誤使用
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.5 リスク分析 A.2.5.3 安全に関する特質の明確化
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.5 リスク分析 A.2.5.4 ハザード及び危険状態の特定
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.5 リスク分析 A.2.5.5 リスク推定
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.6 リスク評価
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.7 リスクコントロール A.2.7.1 リスクコントロール手段の選択
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.7 リスクコントロール A.2.7.2 リスクコントロール手段の実施
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.7 リスクコントロール A.2.7.3 残留リスクの評価
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.7 リスクコントロール A.2.7.4 ベネフィット・リスク分析
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.7 リスクコントロール A.2.7.5 リスクコントロール手段によって発生したリスク
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.7 リスクコントロール A.2.7.6 リスクコントロールの完了
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.8 全体的な残留リスクの評価
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.9 リスクマネジメントのレビュ
・A.2 個別の箇条及び細分箇条の要求事項の根拠 A.2.10 製造及び製造後の活動
・附属書B (参考) 医療機器のリスクマネジメントプロセスB.1 第2版と第3版との対応
・附属書B(参考)医療機器のリスクマネジメントプロセスB.2 リスクマネジメントプロセスの概要
・附属書C(参考)リスクの基礎的な概念C.1 一般
・附属書C(参考)リスクの基礎的な概念C.2 ハザードの例
・附属書C(参考)リスクの基礎的な概念C.3 事象及び周囲の状況の例
・附属書C(参考)リスクの基礎的な概念C.4 ハザード、予見可能な一連の事象、危険状態及び起こり得る危害の関係の事例
・参考文献
7. 製造工程とリスクマネジメント
・リスク分析手法(主なもの)
・リスク分析手法の特長と使用方法
・欠陥モード影響解析(FMEA:Failure Mode Effective Analysis)
・機能リスクアセスメントの実施方法
・重大性/確率/検出性(SPD)
・リスク優先度(RPN)とは
・乾燥工程におけるFMEA実施例
・FMEA実施時の留意事項
8. 質疑応答