株式会社R&D支援センター

米国医療機器規制とQSR/QMSRおよびISO13485の要求事項と相違点の理解

2025/12/19

開催日 2026年2月26日(木)
開催地 Web

■開催日時
2026年02月26日(木) 12:30~16:30

■講師
ミックインターナショナル(株)シニアコンサルタント 
大原澄夫 氏

《略歴》
元 日機装株式会社: メディカル部門に配属され、主に滅菌医療機器の開発に従事。設計開発責任者として、ISO9001、CEマーキング取得、FDA510申請、査察等に対応。
その間、医器工(現在のMT Japan)で、透析関係のISO委員、JIS作成委員に従事。海外勤務を経て、帰国後品質管理部長等を歴任。

《学協会等》
透析関連ISO委員
日本医療機器産業連合会 技術委員
MT Japan-UDI対策研究会 委員

■趣旨
QMSRは2024年1月31日に公布され、2026年2月2日発効します。一見ISO13485から引用される要求事項が多いため、ISO13485とほぼ同様な要求事項になったようにみえますが、基本的な要求事項はQSRと変わっていません。そこで本講ではQMSR本文では明確に文書化されていない要求事項及び米国のQMS要求事項(MDR)や設計管理、ユーザビリティに関するガイダンスなどを解説し、初心者の方でも米国のQMS全体を理解できるよう解説します。

■プログラム
 1. 医療機器に求められる特性
  ・安全と有効性に関する“継続的な改善”の必要性
  ・“最小負担原則”と国際的なハーモナイズ
 2. 米国における医療機器規制
  ・医療機器規制の歴史、医療機器規制の体系
  ・関連する医療機器規則の概要
 3. QMSR改訂の原則
  ・国際的ハーモナイズの明確化(ISO 13485 参照による 21 CFR 820 のスリム化)
  ・ISO 13485 更新時の対応と ISO 認証、MDSAP への影響
  ・米国の他の規制と矛盾する場合の対応の原則
     ・FDA が考える QSR と ISO 13485 の相違点
 4. 改訂のポイント解説
  ・リスクマネジメント活動の QMS 全体への拡大
  ・QSR 適用範囲の維持(部品などの製造業者、アクセサリー、外国製造業者、サービサー、再生業者への適用)
  ・用語の定義(ISO 13485 参照されるもの、CFR820 独自のもの)
  ・製造業者とトップマネジメントの義務の明確化
   (QMS の確立、マネジメントレビュー、従業員への教育など)
  ・設計や製造プロセスにおける「妥当性確認」と「検証」の相違
  ・MDR に関連する修正、リワークなど不適合に対するリリース前・後の相違
  ・ラベリングとラベルの重要な要求事項として残った「正確性の検査」とは?
  ・QMSR には直接的に文書されていない記録管理のポイント
 5. QMSR施行に伴うFDAが行う今後のアクション

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