| 開催日 | 2026年2月16日(月) |
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| 開催地 | Web |
【開催日時】
2026年02月16日(月) 12:30~16:30
【講師】
(有)久光工房 チーフ エグゼクティブ アドバイザー 松尾 真樹 氏
【専門】
界面化学、化粧品製剤学
【略歴】
・株式会社クラブコスメチックス(1999年4月~2005年4月)
・株式会社ファンケル(2005年4月~2008年5月)
・株式会社マンダ厶(2008年5月~2019年4月)
・化粧品原料会社(2019年4月~現在)
・化粧品会社技術顧問(2023年6月~現在)
・有限会社久光工房(2023年10月~現在)
【価格】
非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) 会員: 46,200円 (本体価格:42,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
【趣旨】
スキンケア化粧品の処方設計において、界面活性剤の特性を界面化学的見地から理解することは、処方設計のスピードと精度を飛躍的に高める鍵となります。
近年、開発現場では「より短期間で」「安定した新規処方」を求められるケースが増えており、単なる経験則に頼らない、科学的根拠に基づく処方設計の考え方が求められています。しかしながら、界面化学的な理論を実際の処方設計にどのように結びつけるかは、多くの設計技術者が悩むポイントでもあります。
本講座では、乳化技術を軸に、界面活性剤・油剤・水相・添加剤の相互作用を「腑に落ちる」ように体系的に解説します。
【プログラム】
1 スキンケア化粧品設計 概念図
2 乳化技術とは何か
3 乳化の安定化条件について
4 最適な界面活性剤とは
4-1 HLB法
4-2 最適な界面活性剤の考え方
5 乳化(O/W)製剤の処方設計の仕方
5-1 ストークスの式
5-2 エマルションの微細化について
5-3 エマルションの表面電位について
5-4 水和層の役割について
5-5 油-水界面膜と安定性との関係ついて
5-6 各種成分が安定性に与える影響について
5-7 オストワルド熟成とは?その対策方法
6 乳化製剤に活用されるα-ゲルについて
6-1 α-ゲルとは何か
6-2 処方化する時に注意すべき点
6-3 α-ゲル?ラメラ液晶?どっち?
6-4 よく陥る技術課題
- 低温で析出
- 極性油が苦手?
- 経時で増粘
- シリコーンフリーで白浮き
7 スケールアップ時のトラブル事例
7-1 ラボ機と実機で粘度が違う!?
7-2 レシチン乳化時の注意点
7-3 乳化安定用の増粘剤の選択
8 今さら聞けない〜乳化編〜
8-1 ワックス類や植物油はなぜ乳化不良を起こしやすいの?
8-2 紫外線吸収剤はなぜ乳化しにくいの?
8-3 界面活性剤は水相?油相?どっちに添加?
9 スキンケア製品への応用
9-1 スキンケアで求められる機能
9-2 全成分を読み解こう(乳液編)
9-3 乳液の基本骨格
9-4 全成分を読み解こう(クリーム編)
9-5 クリームの基本骨格
9-6 耐水性を付与する方法
10 クレンジングクリームへの応用
10-1 全成分を読み解こう(クレンジング編)
10-2 高内油相
10-3 最適な界面活性剤の選定基準
10-4 最適な油剤の選定基準
11 界面化学を駆使した乳化法
11-1 転相温度乳化法
11-2 転相乳化法
11-3 液晶乳化法
11-4 D相乳化法
12 O/Dゲルエマルションの処方設計の基礎
12-1 全成分を読み解こう
12-2 O/Dゲルエマルションとは
- 連続相がD相
- 界面曲率
- 粘度制御の仕方
- 物性制御の仕方
12-3 クレンジング料への応用
- 油剤の影響
- 転相感の出し方
- 骨格処方

