株式会社R&D支援センター

バイオフィルムやヌメリの基礎知識および評価・除去のポイント

2025/07/31

開催日 2025年11月13日(木)
開催地 Web

【開催日時】
2025年11月13日(木) 12:30~16:30


【講師】
関西大学 化学生命工学部 教授 博士(工学)松村 吉信 氏


【価格】
 非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)   会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

【趣旨】
バイオフィルムやヌメリの形成制御や防止・洗浄の難しさは、その構造物が常に生長する微生物細胞が中心となっているためである。言い換えると、バイオフィルムは形成している環境や構成微生物によって大きく性質を変えるものである。このため、「この対処法で大丈夫」という画一的な対処法を構築することは非常に困難である。そこで、より効果を高めるためには、バイオフィルムの構造や形成機構を知ることが重要となる。また、これまでにトライされているバイオフィルム形成抑制法や除去法を知り、各自の目標にどの方法がベターマッチかをトライアンドエラーで見つけ出す必要ある。
 本セミナーでは微生物細胞の活動と微生物制御に関する様々な問題点を示しながら、微生物細胞集団であるバイオフィルム制御の難しさを解説する。また、バイオフィルム内の細菌叢の検出法や細胞の生理状態の確認法についても解説する。これらを通して、バイオフィルムの構造と形成過程の知見や、バイオフィルムの防止・洗浄技術についても解説する。


【プログラム】
1.微生物制御とバイオフイルム・ぬめりに関わる微生物
 1.1 一般的な微生物制御法
 1.2 微生物の分類
 1.3 生長するバイオフィルム・ヌメリ

2.微生物の生活環
 2.1 細菌細胞の構造
 2.2 一般的な微生物細胞の生活環?
 2.3 微生物の生育に必要な環境条件
 2.4 細菌細胞の特徴とストレス耐性

3.バイオフィルムの特徴
 3.1 バイオフィルムが形成する環境について
 3.2 バイオフィルム構造
 3.3 バイオフィルムのストレス耐性
 3.4 バイオフィルム形成・成熟過程
 3.5 バイオフィルム形成および崩壊に関わる情報伝達システム

4.バイオフィルム評価法
 4.1 コロニーカウント法の問題点
 4.2 蛍光顕微鏡を用いた細胞検出と生死判定
 4.3 Flow cytometry法による細胞検出と生死判定
 4.4 微生物の同定法
 4.5 次世代シーケンサーを用いた細菌叢解析
 4.6 バイオフィルム評価法

5.バイオフィルム対策
 5.1 バイオフィルムと付着表面の構造
 5.2 バイオフィルム制御・防止技術

6.今後のバイオフィルム研究とその活用

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