開催日 | 2025年9月18日(木) |
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開催地 | Web |
■開催日時
2025年09月18日(木) 15:00~17:00
■講師
大阪行岡医療大学 医療学部 特別教授 大阪大学医学博士 三木 健司 氏
《専門》
整形外科 リウマチ科
《活動・受賞等》
日本整形外科学会 整形外科専門医 認定リウマチ医 日本リウマチ学会 リウマチ専門医
日本整形外科学会 整形外科痛みを語る会(創設メンバー)
日本線維筋痛症学会評議員2009-2013理事2014- 副理事長2018-2022
日本運動器疼痛学会評議員2008-2013監事2014-
日本疼痛学会 評議員2017- 代議員2018- 理事2020-
Best Doctors in Japan™ 2010-2025(難治性疼痛(CRPS,線維筋痛症)、難治性骨折、偽関節の専門家として)
認定NPO法人いたみ医学研究情報センター理事2014-理事長2016-2019 理事2019-2021
日本いたみ財団 研究委員会委員2021―
運動器の健康・日本協会 運動器疼痛対策事業運営委員 2019-
第29回日本脊椎関節炎学会 優秀演題賞
■趣旨
運動器疼痛疾患(ほとんどが慢性疼痛患者)に対する治療は長らく、消炎鎮痛薬(NSAIDs)のみの投与であった。それにたいして神経障害性疼痛治療薬やオピオイド、更に新しい痛みの概念である痛覚変調性疼痛を含め、痛みのメカニズムに合わせての治療が行われるようになった。理念法である「慢性の痛み(難治性疼痛)対策基本法」が制定されると欧米式に医療制度が大きく変わることが予想されます。本邦のみの情報のみではなく、国外や治験経験なども踏まえ将来の運動器疼痛疾患に対する展望を示す。費用対効果やPatient Reported Outcomeが問われる時代に企業としても対応が必要と考えられます。
■プログラム
1.運動器疼痛患者数
運動器疼痛患者数は大きなマーケットである。患者数は2000万人以上である。
2.運動器疼痛疾患とは?
3.各種関節痛由来の疼痛発生のメカニズム
4.侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、痛覚変調性疼痛
5.整形外科における関節痛の治療と疼痛緩和治療の実際
6.運動器慢性疼痛に対するオピオイド治療
7.見直されるアセトアミノフェン
8.臨床試験の際に注目する点
・患者の視点と医師の視点
・医師の視点と企業の視点
9.臨床試験の際の副作用を如何に克服するか?
10.臨床試験の際のプラセボ効果を除くための工夫
11.臨床医が考える臨床試験の際のエンドポイント
12.疼痛治療薬への要望・求める薬剤のプロファイル、
期待するカスケード、将来有望な鎮痛カスケード
13.痛覚変調性疼痛時代の治療戦略
14.「慢性の痛み(難治性疼痛)対策基本法」、
医療制度改革後の予想図
15.費用対効果やPatient Reported Outcomeが問われる時代に
企業としてどう対応するか?