株式会社R&D支援センター

監査・査察のケーススタディをもとに学ぶ CSV・GAMP・ERES・DIの基礎と実践

2025/02/06

開催日 2025年4月18日(金)
開催地 Web

■開催日時
2025年04月18日(金) 13:00~16:00

■講師
サイバーコミュニティ 代表取締役 新井 洋司 氏

【専門】
医薬・医療・医療機器のCSV、ERES、DI、およびISO監査

【業界での関連活動】
医療トレーサビリティ推進協議会 事務局長
日本PDA製薬学会 QAQC委員会  他

■趣旨
本講演では、監査・査察時のよくある質問をケーススタディとして取り上げ、 CSV(コンピュータ化システムバリデーション)、GAMP(Good Automated Manufacturing Practice)、ERES(電子記録・電子署名)、DI(データインテグリティ) の基礎を振り返りながら、 監査要員の育成 にも活用できる実践的な内容を提供します。

ポイント:
• 監査・査察時の具体的な質問事例とその背景を徹底解説
• 監査対応のために必要なエビデンス(証拠)の準備方法
• 企業内で監査要員を育成するための知識習得を支援
• 監査の現場で求められる「実践的な回答スキル」を強化
• CSV、GAMP、ERES、DIといった重要テーマを監査の視点から整理
• 監査・査察対応の負担を軽減し、スムーズな監査対応を実現する方法を学ぶ

■プログラム  1. 監査・査察と監査要員の役割  
  ・ 監査・査察の基本フロー(監査の準備 → 実施 → 結果対応)  
  ・ 監査者は何を見ているのか?  
  ・ 監査・査察で指摘を受けやすいポイント  
  ・ 企業内で監査要員に求められるスキル    2. CSV・GAMP・ERES・DIの基礎  
  ・ CSV(コンピュータ化システムバリデーション)とは  
  ・ GAMP 5のライフサイクルアプローチ  
  ・ 21 CFR Part 11(電子記録・電子署名)の要件  
  ・ データインテグリティ(DI)の原則と監査証跡    3. ケーススタディ:監査・査察時のよくある質問BEST6        ケース1:システム管理/ガバナンス  
  ・   質問例  :「コンピュータ化システムの管理台帳を示してください」  
  ・   監査要員の視点  :システム台帳の管理、リスク判定の適正性  
  ・   対応策  :  
     ・ システム台帳の提示と最新化  
     ・ 変更管理とバージョン管理の適正化  
     ・ 責任者の明確化と追跡可能性の確保        ケース2:ベンダー評価(外部委託)  
  ・   質問例  :「システムベンダーの管理手順を示してください」  
  ・   監査要員の視点  :ベンダー選定のプロセス、評価記録の整備  
  ・   対応策  :  
     ・ サプライヤー評価の実施  
     ・ 契約書・SLAの管理  
     ・ 監査証跡の整備        ケース3:データ信頼性・信憑性  
  ・   質問例  :「入力データの正確性をどのように保証していますか?」  
  ・   監査要員の視点  :データ管理プロセスの適正化  
  ・   対応策  :  
     ・ 教育訓練管理システムの導入  
     ・ PQ(性能適格性評価)テストの活用  
     ・ 監査証跡の整備        ケース4:外部システム連携  
  ・   質問例  :「外部システムとのデータ連携の正確性を
          どのように保証していますか?」  
  ・   監査要員の視点  :システム間のデータ転送の整合性  
  ・   対応策  :  
     ・ インターフェース設計書の作成  
     ・ 外部連携のテスト計画と報告の整備  
     ・ 署名付きのエビデンス管理        ケース5:不正防止/セキュリティ  
  ・   質問例  :「不正アクセス防止策はどのように運用されていますか?」  
  ・   監査要員の視点  :アクセス管理、権限管理、監査ログの管理  
  ・   対応策  :  
     ・ 定期的なアクセス権限の見直し  
     ・ セキュリティ監査の実施  
     ・ 教育訓練の徹底        ケース6:ERES(電子記録・電子署名)対応  
  ・   質問例  :「電子記録・電子署名(ERES)の適用と管理を
          どのように行っていますか?」  
  ・   監査要員の視点  :ERESの適用範囲、Part 11対応の妥当性  
  ・   対応策  :  
     ・ ERES要件の適合性チェック  
     ・ 監査証跡の定期的レビュー  
     ・ トレーサビリティマトリクスの活用    4. 監査対応の実践ポイント  
  ・ 監査・査察時に求められる文書の整理  
  ・ 監査での適切な受け答えとエビデンス準備  
  ・ 監査対応力を向上させるためのスキル強化    5. まとめと質疑応答

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