株式会社技術情報協会

医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策

2024/09/04

開催日 2024年11月12日(火)
開催地 Web

<セミナー No.411113(Live配信)>
<セミナー No.411164(アーカイブ配信)>

医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策
~不確実性の高い中での精度向上策と感度分析~

【Live配信 or アーカイブ配信】

★ 臨床試験の成功確率予測のポイント 楽観的/悲観的な予測が招くNPVの誤導を防ぐ!
★ ディスカウントレート設定における、リスクの適切な捉え方!熟練の実務者が考える対処法とは?

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■Live配信日時: 2024年11月12日(火)13:00~17:00
■アーカイブ配信日程:2024年11月21日(木)まで申込み受付(視聴期間:11/21~12/1)
■講師 
【第1部】(株)社会情報サービス 調査事業 PMR局 兼 ヘルスケアインテリジェンス局 シニアアドバイザー 大澤 一範 氏 
【第2部】Pharma Business Consultant, ペプチドリーム(株) 社外取締役、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(株) 社外取締役 長江 敏男 氏
■聴講料
1名につき55,000円(消費税込/資料付き)
1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
 → https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
 セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー配布資料は印刷物を郵送いたします。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
  複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
 万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
■配布資料について
Live配信の開催前日(アーカイブ配信の場合は配信開始日)までにお送りいたします。 

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プログラム 
(13:00~14:30)
【第1部】医薬R&D段階での価値評価指標NPVの特徴/利点と活用の考え方
(株)社会情報サービス 調査事業 PMR局 兼 ヘルスケアインテリジェンス局 シニアアドバイザー 大澤 一範 氏 

【講座主旨】
製薬企業の事業継続には、持続的な新薬の上市が必須であり、創薬力が源泉であることは言うまでもありませんが、社内パイプラインの中から将来有望な新薬候補を選択して投資優先度を高めることで、ビジネスの機会を最大化することも大切です。自社創薬だけでなく、社外からの導入や社外への導出の適切な判断も、事業継続を確からしくする手段であり、その判断の有益な指標としてNPVが活用されています。
本講演では、演者の製薬企業での経験を含めて、「医薬R&D段階での価値評価指標NPVの特徴/利点と活用の考え方」について考えたいと思います。まずは、価値評価の目的について触れ、医薬R&DにおけるNPVとの特徴と利点については、製薬企業のビジネス環境を背景として、医薬R&DのNPVの利点について触れたいと思います。NPVの活用の考え方では、NPVの数値に影響の大きい売上予測について、市場規模予測や製品シェア予測とNPVの関係性や感度分析を説明するとともに、意思決定とNPVについても考えたいと思います。

【講座内容】
1.医薬R&D段階の価値評価の目的
 1.1 自社パイプライン製品の価値評価
 1.2 導入・導出製品の価値評価
2.医薬R&D段階の価値評価指標NPVの特徴と利点
 2.1 医薬R&D段階のNPVの特徴
 2.2 医薬R&D段階のNPVの利点
3.NPVの活用の考え方
 3.1 NPVの活用の目的
 3.2 売上予測とNPV
 3.2.1 市場予測
 3.2.1 製品シェア
 3.2.3 売上予測と感度分析
 3.3 意思決定とNPV
【質疑応答】

◆講師略歴◆
専門分野:医薬マーケティング
学位:薬学修士
略歴・活動・著書など:
1984年3月に東京薬科大学修士課程卒業
1984年4月に中外製薬(株)に入社、2015年12月に武田薬品工業(株)に入社、製薬企業では、主に、製品・疾患領域のマーケティングを担当。現職は、株式会社社会情報サービスのシニアアドバイザーと株式会社ヘルスケアコンサルティングの顧問
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(14:45~16:15)
【第2部】医薬R&D事業価値評価とNPVなど、評価指標の課題とその解決策
     ~あるある、こんな勘違い、分かったつもりが損失に~

Pharma Business Consultant, ペプチドリーム(株) 社外取締役、
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(株) 社外取締役 長江 敏男 氏

【講座主旨】
創薬R&D段階では限られたデータと仮説、TPP製品像に基づき、薬価を含む事業価値評価が行われる。演者はこれまでに100以上のプロジェクトの価値評価を実行してきた。プロジェクトチームでは創薬シーズ(川上)思考とアンメット医療ニーズ(川下)思考の双方から切磋琢磨する。突っ込みどころ満載のテーマでは、インタラクションは美徳だ。お互いにリスペクトしながらも、異なる視点からの突っ込みは欠かせない。戦略的に成功確率を上げてリスクテイク⇒臨床価値最大化⇒事業価値最大化を実現することができている。
突っ込みを嫌う人は多いが、事業価値の最大化に直結する。一見大変に見えるが、実は楽しい。やりながらノウハウを蓄積/応用が始まるとお互いにやりがいが向上するからだ。
本講では受講者からの突っ込み、Q&A、ディスカッションを歓迎する。もしご質問いただければ、臨場感ある生々しい展開(インサイダー情報は非開示)を期待いただける。

【講座内容】
1.投資判断、M&A、事業譲渡におけるNPVの役割
2.NPVに影響を与える主要な要因
  ~患者数、薬価、製造原価、R&Dコスト、営業利益などの変動要因
3.NPVへの影響を可視化する感度分析の利便性と活用
4.薬価戦略の重要性 ~薬価がNPVに与える最大の影響とその戦略
5.薬価予測とNPVの関係に ~演者の経験事例を交えて解説
6. NPVのパイプライン優先順位付けへの適用 ~その有効性と課題
7.R&D進捗の定量評価と透明性の必要性
8.NPVの限界を理解し、正しく活用するためのポイント
9.NPV評価に対する疑問の原因は評価者の力量や恣意性
10.NPVの割引率はどのように決められるか、その課題と解決策
11.ライセンス交渉におけるNPVの役割~Win-Winでない場合、損害賠償額の算定に使用されることも
12.演者の経験から学ぶ予測と戦略
  ※Q&Aやディスカッションによって、脱線する場合あり

◆講師略歴◆
・専門分野:薬価/事業化戦略、同価値最大化、LCM,マーケティング、能力開発
・セカンドオピニオンとして薬価戦略を含む事業価値最大化戦略などを提案、ノーハウ共有。100以上のプロジェクトを分担した。製薬対製薬の機会損失損害賠償を求めた欧・米・APの裁判で損失額算定など専門家意見調書を提出。元(サノフィ)アベンティス執行役員メディカル/マーケティング部長、コンサルタント会社、外資系企業役員幹部等を歴任。岐阜薬科大学卒業。 
2016日本薬剤学会(臨床開発パラダイムシフト)で講演「製剤創剤を含む新医薬品の事業価値最大化、課題と解決代替案」、2015 日本化学会先端テクノロジー部門で基調講演「日本発創薬をグローバル市場で価値最大化、課題と解決代替案」、医薬経済学会インターナショナルシンポジウム2007日米パネルディスカッション日本側討論者、同2005日本代表講演者、2005 DIA座長  (Washington DC)および論文など。
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(16:20から30分程度)
【第3部】演者・受講者によるパネルディスカッション
パネリスト:受講者、(株)社会情報サービス 大澤 一範 氏、Pharma Business Consultant 長江 敏男 氏

≪アーカイブ配信受講者対象≫
希望者には、参加者1人当たり15分以内の長江氏とのオンラインミーティングの実施が可能

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