| 開催日 | 2026年1月29日(木) |
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| 開催地 | Web |
■開催日時
2026年01月29日(木) 13:00~16:00
■講師
那須技術士事務所 那須 昭夫 氏
【略歴、活動】
・㈱資生堂(1986-2024);主に粉体製品の基礎研究、応用プロセス開発に従事
退職後、技術士として活動中
・長岡技術科学大学 客員教授(2018~2021)
・東京工業大学 非常勤講師(2020~2021)
・日本レオロジー学会 理事(2015~2019)、副会長(2019~2021)、監事(2021~2023)
・日本レオロジー学会 サイコレオロジー研究会 主査(2016~2025)
・日本化粧品技術者会(SCCJ) 優秀論文賞(1993年度)
・日本レオロジー学会 技術賞(2006年度)
・化学工学会 粒子・流体プロセス部会 技術賞(2012年度)
・粉体工学会 技術賞(2014年度)
・技術士(2023;化学分野)
【ご専門】
微粒子粉体工学、レオロジー、プロセス開発
【学位】
博士(工学)
■趣旨
微粒子粉体は、その大きな表面積のため、通常の粉体に比べ表面自由エネルギーが大きく凝集しやすい素材です。また、電子顕微鏡などの高度な分析機器を用いない限り観察することができず、粉体単独での評価が非常に難しいとされています。本セミナーでは、微粒子粉体を溶媒に分散した分散系として扱い、その特徴を分散性と分散安定性に分けて評価する方法を解説します。またどんなサンプルでも評価可能な、分散系へのレオロジー測定・解析の応用についても紹介します。
さらに、化粧品製剤へ応用する際の注意点や実施例についても触れる内容となっています。
■プログラム
1. 化粧品用粉体の特徴とその用途
・ファンデーション用粉体;体質顔料、白色顔料など
・サンケア製品用粉体;微粒子粉体
2. 微粒子粉体の配合目的および使用時の注意点
3. 微粒子粉体の分散性および分散安定性の評価
・分散性と分散安定性の違い
・分散性の評価
・分散安定性の評価
4. レオロジー解析を用いた分散系の評価
・レオロジー解析のメリット
・レオロジー解析からわかること
5. 化粧品製剤への粉体技術の応用
・製造プロセスの重要性
・感触を重視した製剤の開発

