開催日 | 2025年4月17日(木) |
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開催地 | Web |
■開催日時
2025年04月17日(木) 12:30~16:30
■講師
サムエルプランニング(株) 代表取締役 宮坂 強 氏
《略 歴》
外資系医療機器企業:
アボット・ラボラトリーズ、ベクトン・ディッキンソン、アルコンサージカル、
ファイザー、ボストンサイエンティフィック、アボットバスキュラー
国内医療機器企業:
メディコン、大塚メディカルデバイス
経験した医療機器の分野:
A.臨床検査自動化に関連して、
① 生化学検査、免疫検査、細菌検査の自動分析装置、②検査試薬。
B.治療用医療機器として、
① 眼科手術装置(白内障・硝子体手術装置、眼内レンズ等)
② 心臓血管外科デバイス(人口弁、人工血管、ペースメーカ等)
③ 整形外科用デバイス(関節鏡、インプラント等)
④ 血管内治療デバイス(ステント、バルーン、IVUS、脳コイル、高血圧治療デバイス)
C.国産の植込型補助人工心臓の開発にも関与EVAHEART(エヴァハート)
D. 国内大手製薬企業の医療機器事業の立上げ
医薬品による治療の課題解決を目的とする医療機器開発を目指し、国内外の医療機器ベン
チャーを探索、投資、開発支援、買収を行い、下記医療機器を開発
① 高血圧治療デバイス(腎デナベーション)
② 脳梗塞治療デバイス(血栓除去)を実現
市場構築:
新しい医療機器の治療分野の構築の為、専門領域の臨床医、医療従事者の組織化や専門学会の立上を経験
資格等:薬剤師
■プログラム
1. 医療機器開発~事業化のチーム編制とプロセスマネージメント
1-1. 医療機器に於いて考えるべきポイント
(1) 自社の事業形態とポジショニング
(2) 医療機器の事業化に必要な体制
1-2. 世界の医療機器産業と米国医療機器企業の開発体制
(1) 米国における画期的医療機器は大手企業から生まれない?
(2) ベンチャ企業と大手企業の関係(役割分担)
(3) 強い企業の特徴=米国大手企業
(4) 日本の医療機器産業の特徴
1-3. 日本の医療機器産業の特徴
(1) COVID-19感染拡大で見えて来た日本の医療機器産業の課題
(2) 日本の医療機器産業の状況と課題
1-4. 医療機器の開発に必要な体制とチーム編制
(1) 自社のポジショニングと目指す企業形態
(2) 開発に必要な機能と役割とオープンイノベーション
1-5. 開発プロセスマネージメントとマーケティング
(1) 誰が組織とプロセスをマネージするか?
(2) プロセスの可視化とゲート(関門)管理
2.医療機器開発~事業化におけるマーケティングの役割
2-1. 医療機器開発で考えるべきポイント
(1) 医療機器は臨床現場で生まれる=アンメットニーズの抽出
(2) 臨床現場の課題、アンメットニーズは明確か?
(3) 自社と開発品の市場における“ポジショニング”とは?
(4) 医療的価値=保険適用の可否?
2-2. 開発~事業化プロセスの理解と課題
(1) 開発ステージの理解、難関、関門、採算性
(2) 事業計画
2-3. マーケティングの役割
(1) 大手医療機器メーカのマーケティング
(2) 製品開発に於けるマーケティングの役割
(3) 事業化の課題とマーケティングの重要性
2-4. 出口戦略の重要性
(1) 事業化成功の要=出口戦略
(2) 事例紹介:異業種からの参入とスタートアップ企業の事例