12月10日(火)
第21回 医薬品レギュラトリーサイエンスフォーラム

開催趣旨
 ワクチン等の生物学的製剤は、製品の有効性と安全性の均質な確保が特に難しいことから、薬機法の国家検定制度により、厳密な品質管理が行われている。近年では、mRNAワクチン等の新規モダリティワクチンの上市など、新たな製剤の開発とそれに伴う品質管理手法が導入されている。一方で、従来の製剤に対する国家検定の在り方・手続きの見直しも様々に進められ、例えば、異常毒性否定試験の廃止、SLP審査の導入・拡大に伴う国家検定の今後の体制等に関する議論も進む。製剤の承認審査における国際的協調もますます重要となっている。

 本フォーラムでは、この変革期に、製剤の開発現場からの提案、国の規制機関(厚労省、国立感染研、PMDA)の審査の現場からの現状と課題、国際的な動向、について俯瞰し議論することで、生物学的製剤のレギュラトリーサイエンス・国家検定の将来像について考える場としたい。

  
開催概要
 日時:2024年12月10日(火)13:00~17:30
 会場:長井記念ホール(日本薬学会長井記念館 B2F)
    東京都渋谷区渋谷2-12-15 地図はこちらから
 開催形式:現地開催のみ
 参加申込:事前登録・参加費当日支払い
  先着150名、当日参加登録可(空席がある場合のみ)
  一般会員 3,000円、非会員 5,000円、学生(会員・非会員) 無料
 主催:日本薬学会レギュラトリーサイエンス部会
 詳細:https://sites.google.com/view/rsforum2024/

  
プログラム
  13:00~13:05 開会の挨拶(実行委員長)
          国立感染症研究所 細胞化学部長 深澤 征義

  13:05~13:10 日本薬学会RS部会長挨拶
          国立医薬品食品衛生研究所 所長 本間 正充
   
 第一部
  13:10~13:35 感染研における生物学的製剤の品質管理の概要と国家検定の将来
          国立感染症研究所 品質管理研究センター長 石井 孝司

  13:35~14:00 生物学的製剤の品質管理試験の見直しについて
          ~血液製剤の検定のあり方と異常毒性否定試験の生物基からの削除~
          国立感染症研究所 次世代生物学的製剤研究センター長 水上 拓郎

  14:00~14:25 新型コロナウイルスmRNAワクチンの承認前検査・国家検定の現状と課題
          国立感染症研究所 細胞化学部第三室長 齊藤 恭子

  14:25~14:50 mRNAワクチンの迅速審査とワクチンのプラットフォーム化
          ~SARS-CoV-2ワクチンの審査経験を踏まえて~
          医薬品医療機器総合機構 ワクチン等審査部長 荒木 康弘

  14:55~15:10 休憩(15分)
    
 第二部
  15:10~15:35 生物学的製剤の開発・承認審査・市販後プロセスにおける行政的な対応、課題、今後の展望
          厚生労働省医薬局医薬品審査管理課 国際新興・再興感染症医薬品等専門官 東 雄一郎

  15:35~16:00 生物学的製剤・バイオ医薬品の品質確保における公定書の役割
          ~生物学的製剤基準と日本薬局方の連携及び薬局方国際調和の現状~
          国立医薬品食品衛生研究所 生物薬品部長 石井 明子

  16:00~16:25 生物学的製剤開発現場の現状と課題~従来のワクチン
          一般財団法人阪大微生物病研究会 / 株式会社BIKEN 製造一部 部長 佐溝 浩佑

  16:25~16:50 mRNAワクチンの開発・生産現場の現状と課題
          第一三共株式会社 日本事業ユニット ワクチン事業本部
          ワクチン日本事業部管理グループ長 二階堂 千恵 

  16:50~17:05 休憩(15分)
       
  17:05~17:30 パネルディスカッション(問題点を踏まえた将来展望について)
          パネリスト:各演者の先生方 モデレーター:石井 孝司
    
  17:30~    閉会の挨拶
          国立感染症研究所 細胞化学部長 深澤 征義

 ※スケジュールは変更される場合がございます。

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