ロンザ株式会社 CDMO事業

[細胞・遺伝子治療] LonzaがExosomics社のサービスユニットを 買収、エクソソームのサービスを拡大

登録日:2021/11/16

更新日:2022/10/20

•     Lonzaがイタリア、シエナにあるExosomics社のサービスユニットを買収し、エクソソームバイオプロセシング分野における開発サービスの提供を拡大

•     エクソソームの単離と特性評価における専門知識が、この分野の革新を促す


2021年112, バーゼル(スイス) - 医薬品、バイオテクノロジー、健康食品原料の市場におけるグローバルパートナーであるLonzaは、本日、細胞外小胞における有数のバイオテクノロジー企業であるExosomics社からサービスユニットを買収したと発表しました。この契約にはイタリア、シエナにある同社のサービスチーム、サービスアセットおよび研究所が含まれています。取引金額の詳細は開示されていませんが、Lonzaは2017年以降、Exosomicss社の少数株主であり、本買収が完了した後も引き続き株主となる予定です。
 
契約条件のもと、Lonzaは細胞外小胞(EV) の分析および特性解析に関する専門知識および能力の利用が可能になります。Lonzaは、研究開発に加えて、この拠点からエクソソームの開発・解析サービスの包括的なサービス提供へと拡大していきます。エクソソームのバイオプロセスにおけるグローバルCDMOのリーディングカンパニーとしてのLonzaの地位を強化します。
 
LonzaSVP, Head of Cell and Gene TechnologiesであるAlberto Santagostino氏は以下のように述べています。「本日の発表は、包括的なエクソソームのサービスを提供するというLonzaの広範な戦略の一環です。この買収に伴い、経験豊富な人材、最新のノウハウ、そしてこの治療領域をさらに前進させる能力を得ることができます。」
 
Exosomics社のCEOであるAntonio Chiesi氏は以下のように付け加えています。「Lonzaの買収により、Exosomics社がエクソソームサイエンスの分野のヨーロッパのキープレイヤーであるということが再確認されました。エクソソームサイエンスは、今後、ヒト疾患における汎がんスクリーニングおよびリキッドバイオプシーの応用という、当初の目標に焦点を当て、これからも業界の最も重要なシェアホルダーとしてのLonzaによるサポートを受けます。」
 
この新興分野への投資は、イノベーションを通じて差別化するというLonzaの戦略を反映しています。エクソソームモダリティの開発からmRNAワクチンの工業用生産、バイオ医薬品の製造支援に至るまで、Lonzaは最先端の製造技術で事業を展開し、世界中の患者さんに革新的な新しい治療法を提供できるよう支援しています。
 
Lonza のエクソソーム関連サービスの詳細については、下記を参照してください。
https://pharma.lonza.com/technologies-products/exosomes
 
 
Lonzaについて
Lonzaは、医薬品、バイオテクノロジー、健康食品原料の市場におけるグローバルパートナーとして選ばれています。さまざまな治療に役立つ新しい革新的な医薬品をお届けできるようお客様を支援することで、より健康的な世界の実現に取り組んでいます。私たちは、技術的洞察力と世界クラスの製造、科学的な専門知識、プロセスの卓越性を組み合わせることでこれを実現しています。Lonzaの比類のないほど幅広いサービスや製品により、お客様がヘルスケア分野での製品開発やイノベーションを製品化する際にお役立て頂いております。
 
Lonzaは1897 年にスイスアルプスで設立され、現在、5つの大陸で事業を展開しています。 約 1 万 5000 人の従業員を擁し、当社の事業だけでなく、事業を展開する地域社会にも有意義な変化をもたらす、高い業績を収めているチームと個々の才能を持った人材によって構成されています。 2021年上半期の売上は25億スイスフランで、コア EBITDAは8億4700万スイスフランでした。詳細は当社ウェブサイト ( www.lonza.com ) をご覧ください。
 
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Exosomics社について
2012年に設立され、イタリアで最大級且つ活発なバイオパークの1つであるToscana Life Sciencesにあり、がんのリキッドバイオプシーの分野で、数年にわたる研究開発活動およびIP開発を経て現在、商業段階にあるExosomics社は、分子診断の市場に製品と革新的なソリューションを打ち出しています。Exosomics社の特性は、独自のアフィニティー法により腫瘍由来エクソソームを単離する能力であり、腫瘍由来タンパク質、DNAおよびRNAを濃縮します。それゆえ、がんにおける分子診断を著しく改善し、早期の汎がんスクリーニングを可能にします。エクソソームは、腫瘍由来のエクソソームが、がん細胞表面に発現しているバイオマーカーと同一のバイオマーカーを含み、健常人での発現が少ないことを踏まえ、エクソソームを用いたリキッドバイオプシーを次世代のがん診断薬と考え、従来の生検を補完するだけでなく、それを上回るものになると考えています。
 
同社の中長期目標は、複数の癌種の早期スクリーニングを可能にすることで、未だ有効な治療方法がない疾患への重大な医療ニーズを満たす汎がん検査を開発することです。Exosomics社のリキッドバイオプシーにおける優れたノウハウや専門知識は、大学やバイオテック企業あるいは製薬企業の複数の研究グループの関心を引き寄せています。彼らは、診断や新たな治療法開発にいて関連するいくつかの疑問に対処するために、同社のプラットフォームとサービスを利用しています。最高の品質標準を保証するために、Exosomics社はISO 9001とISO 13485の両方の認証を受け、GCLPも認定されています。
https://www.exosomics.eu
 
 
 
本件に関するお問い合わせ  - Lonza
 
Victoria Morgan
Head of External Communications
Lonza Group Ltd
Tel +41 61 316 2283
victoria.morgan@lonza.com
 
Dr. Martina Ribar Hestericova
Trade Media Lead
Lonza Group Ltd
Tel +41 61 316 8982
martina.ribarhestericova@lonza.com
 
Dirk Oehlers
Investor Relations
Lonza Group Ltd
Tel +41 61 316 8540
dirk.oehlers@lonza.com
 
本件に関するお問い合わせ  - Exosomics  
 
Antonio Chiesi, MD
CEO
Exosomics SpA
Tel +39 349292136
achiesi@exosomics.eu
 
 
 
 
 
追加情報および免責条項
Lonza グループは、スイスのバーゼルに本社を置き、スイス証券取引所に上場しています。また、シンガポール証券取引所(「SGX-ST」)に二部上場しています。Lonza グループはSGXSTの継続上場条件の対象ではありませんが、引き続きSGXST上場マニュアルの規則217 および751 の対象となります。
 
本ニュース・リリースの記載事項は、将来の予測に関する記述を含む場合があります。これらの記述は、Lonza グループの現在の予測と推定に基づいており、これらの予測と推定の達成をLonza グループが保証するものではありません。投資家の皆さまは、すべての将来の予測に関する記述がリスクと不確かさを含んでおり、全体として制限されていることにご注意ください。本ニュース・リリースに含まれる将来の予測に関する記述は、さまざまな要因により、実際の結果と大きく異なる場合があります。また、Lonza グループは、法律により要求される場合を除き、本ニュース・リリースに含まれる記述を更新する意図を有するものではなく、また、義務を負うものではありません。
 
本ニュース・リリースは、Lonza Group Ltd が、2021 年11月2日(スイス現地時間)に発表したニュース・リリースを日本語に翻訳再編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。
 
英文ニュース・リリース
Lonza to Acquire Exosomics Service Unit to Expand Exosomes Service Offering

企業情報

ロンザ株式会社 CDMO事業

  • 住所東京都中央区日本橋2-1-14 日本橋加藤ビルディング 9階
  • TEL03-6264-7630(代表)
  • URLhttps://www.lonza.co.jp/

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