バッケムジャパン株式会社
現在YouTube(日本語訳付き) でご覧いただけます「Molecular Hiving™技術によって実現される、コストパフォーマンスに優れた環境配慮型のペプチド製造」
2021/11/30
開催日 | 2021年6月18日(金) |
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開催地 | Web |
2020年11月26日(木)に行いました「Molecular Hiving™技術によって実現される、コストパフォーマンスに優れた環境配慮型のペプチド製造」のWeb セミナーをYouTubeにアップ致しました。日本語字幕付きですので、ご覧いただけますと幸いです。(開催日が6月18日と記載されていますが、随時ご覧いただけます)
※下記の「セミナーホームページ」よりご覧いただけます
(もし字幕が表示されない場合は、Youtube画面の⚙(設定)より「字幕」→「日本語」を選択してください)
BachemとJITSUBO株式会社は、JITSUBOが保有するMolecular Hiving™技術に関し、両社間で独占的ライセンス契約を締結したことを2020年5月8日に発表しました。このライセンス契約の下、JITSUBOは、Molecular Hiving™技術を活用して、特定の製造プロセスを開発し、開発したプロセスをBachemに移管します。Bachemは商用化に向けて、プロセスの最適化、スケールアップ、生産を行います。
Molecular Hiving™は、東京農工大学の千葉一裕教授によって開発された、タグを用いる液相ペプチド合成技術です。この技術では、固相ペプチド合成(SPPS)プロセスにおける樹脂と同じように、疎水性タグを使用します。SPPSと同様、標準的なFmocアミノ酸誘導体を使用してペプチド鎖を伸長します。ただし、Fmoc保護基の結合および開裂がすべて溶液中で行われるため、より反応が速く、直接的な工程内管理(例:HPLCによる制御)が可能です。余剰の試薬や、結合と開裂に関係する副産物は、分液処理によって完全に除去されます。したがってMolecular Hiving™技術を使用する場合、タグ付きペプチドの中間分離や、過剰な洗浄ステップは不要です。
このウェビナーでは、Molecular Hiving™技術を利用したペプチド合成の各ステップについて、順を追ってご説明します。従来のSPPSプロセスと比べて、溶媒や原材料の必要量を大幅に削減し、より効率的かつ環境に配慮した製造を実現する、この技術の確かな優位性と、スケールアップの容易性について知ることができます。Molecular Hiving™では、発がん性、変異原性、生殖毒性のある(CMR物質の)溶媒および試薬を使用しないペプチド合成も可能です。そのため医薬業界や化粧品業界にとって、この技術で製造するペプチド製品は非常に魅力的です。
<トピックス>
●BachemとJITSUBOのパートナーシップ
●Molecular Hiving™技術によるペプチド合成の方法
●Molecular Hiving™技術の優位性と環境面でのメリットについて知る
●CMR溶媒および試薬を使用しないペプチドの製造
<スピーカー>
Dr. Wolfgang Seufert, Director Production III – Process Development, Bachem