開催日 | 2024年3月28日(木) |
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開催地 | Web |
抗体は、高い親和性と特異性でさまざまな標的に結合する能力があるため、理想的な治療用生体分子となります。ハイブリドーマおよびファージディスプレイ技術の革新により、医薬品開発者は抗体が元来持つ多様な性質を活用できるようになり、モノクローナル抗体 (mAb)はがん、慢性炎症、感染症の治療において広範に利用されています。
抗体開発のワークフローは、対象の標的に対する数千の候補を特定することから始まります。抗体の結合性や特異性などの特定の特性を最適化する目的で、突然変異誘発系を用いて大規模な抗体ライブラリを作成します。 次に、さらなる開発のための有力なリードを特定するため、ハイスループットの結合アッセイおよび機能アッセイを使用して候補の特性を評価します。従来FACSやELISA、および顕微鏡法が抗体スクリーニングのワークフローにおいて主要な役割を果たしてきました。ただし、これらのアプローチは労力と時間がかかり、エンドポイント測定の形式でデータの「スナップショット」が提供されるだけでした。抗体開発プロセスにおいて有力なリードを早期に特定するためには、データ量が豊富なスクリーニング技術が重要です。
当社のIncucyte®生細胞解析システムはリアルタイム解析が可能で、各種反応のピークを知ることができます。また短時間から長期間におけるアッセイに柔軟に対応し、スループットが高いため、抗体探索プロセスにおけるスクリーニングにて優位性を示します。 本セミナーでは、Incucyte®生細胞解析システムが抗体探索ワークフローにおいてどのようなアプリケーションで実際に利用されているのかを、表面マーカー発現定量化、抗体のインターナリゼーション、抗体依存性細胞食作用 (ADCP)、依存性細胞媒介性細胞傷害 (ADCC)などを例にご説明します。
開催概要
開催日時:2024年3月28日(木)
13:30~14:30(セミナー50 分、Q&A 10分)
※ログイン開始 13:15
開催方式:オンライン(GoTo Webinar)
申込期限:2024年3月26日(火)17:00 まで
参加費用:無料
講師:ザルトリウス・ジャパン株式会社
フィールドアプリケーションサイエンティスト 下西 祥平