実験室から製造現場での抗体やさまざまな組換えタンパク質の捕捉および精製のために設計『MEP HyperCel 混合モード・ クロマトグラフィー 樹脂』
疎水性電荷誘導クロマトグラフィー(HCIC)新たな精製課題にはこれまでとは異なるアプローチが必要です。
2021/08/19
MEP HyperCelは厳しい定置洗浄法(0.5~1 M NaOH、接触時間30~60分)に耐えるため、樹脂の長寿命が期待できます。
これらすべてが精製コスト削減に寄与する要因となります。
【製品の特長】
■ 独自の分離メカニズムおよび選択性でタンパク質を分離
■ 疎水性相互作用クロマトグラフィー(HIC)に取って代わる無塩/低塩のソリューション
■ モノクローナルIgGおよびポリクローナルIgGの捕捉および中間精製(凝集、DNAおよびHCPの除去)
■ プロセスの経済性の向上
従来のイオン交換や親和性のメカニズムとは異なる独自の混合モードまたは複合モードの分離メカニズムを有し、特に従来のHICに取って代わるものとして効果的です。
MEPHyperCelをプロセス・スケールで用いることで大きなメリットが得られます。
従来のHICとは異なり、MEP HyperCel樹脂はタンパク質の結合を促進するために大量の塩を添加する必要がないため、プロセス操作の簡素化や、ユニット操作(透析ろ過や限外ろ過など)の省力化、プロセスの経済性の向上につながります。
MEP HyperCel樹脂は、そのリガンド構造により、免疫グロブリンに対する選択性を持ちます。
陽イオン交換やHICなど他の方法と組み合わせてさまざまな原料からのIgGの直接捕捉や中間精製に使用できます。
さらに、プロテインAアフィニティーによる捕捉の後に用いてDNAの除去やHCP(宿主細胞タンパク質)および凝集の除去を促進できます。