株式会社情報機構

CSV入門 ~GAMP5、データインテグリティーを踏まえた具体的な対策まで~

2025/06/24

開催日 2025年10月20日(月)
開催地 Web

★GAMP5に基づくCSVとデータインテグリティーの実践的理解で、品質と信頼性を両立。
 医薬品製造業の現場で即活用できる、具体的な対策を徹底解説!

■セミナーテーマ
CSV入門
~GAMP5、データインテグリティーを踏まえた具体的な対策まで~

■講師
JSコンサルタント(株) 代表取締役社長 安藤 久禄 氏

■主経歴等
1984年 大阪大学基礎工学部卒業後、日本ロシュ(株)入社し、医薬品の原薬・中間体の合成/培養での製法開発に従事。ERP/MES/WMS導入責任者、CSV責任者、製剤工場の製造管理責任者を歴任。
2002年 中外製薬(株) とロシュグループが戦略的アライアンス締結。サプライチェーン領域の数々のシステム導入及び運用管理責任者、米国FDA査察対応データインテグリティー対応責任者を歴任し、2022年中外製薬工業(株) システム管理責任者、ITQAを担当。
2024年 JSコンサルタント(株)を設立し、 代表取締役社長に就任。

■専門および得意な分野・研究
・医薬品製造管理及び各種関連システム及びCSV(Computerized System Validation)
・医薬品関連のデータインテグリティー
・医薬品関連のサプライチェーン

●日時:2025年10月20日(月) 13:00-16:30 *途中、小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

■講座のポイント
 本セミナーでは、医薬品製造業におけるコンピュータ化システムバリデーション(CSV)の基礎から、GAMP5の考え方、開発・運用段階での具体的な活動、そしてデータインテグリティーの重要性と対応策までを体系的に解説します。特に、URS(要件定義)とFRA(機能的リスク評価)の関係性や、パッケージ機能と作りこみ機能の違い、Agile開発の活用など、実務に直結する内容を豊富に取り上げます。さらに、MES・DCS・SCADA・PLCなどの製造システム及び品質管理システム(LIMS)などにおける具体的な対応例を通じて、グローバル対応やリスクベースド・アプローチ、QbDの実践方法までを網羅。CSVとデータインテグリティーの両面から、信頼性の高いシステム構築を支援します。

■受講後、習得できること
・CSV(コンピュータ化システムバリデーション)の基本概念とGAMP5の実践的な適用方法を理解できる。
・URS(要件定義)やFRA(機能的リスク評価)など、バリデーション文書の作成と活用方法を体系的に習得できる。
・データインテグリティーの重要性と、システム・運用・紙記録それぞれにおける対応策を具体的に把握できる。
・MES、DCS、SCADA、PLC, LIMSなど各種システムにおけるバリデーションとデータインテグリティー対応の実務ポイントを理解できる。
・システム利用によるデータインテグリティー対応と共に生産性向上にも寄与するシステム利用方法(ベストプラクティス)を習得できる。

■講演プログラム
1.コンピュータ化システムバリデーションの基礎
 1.1 CSV(Computerized System Validation)概要
 1.2 GAMP5について
 1.3 開発の各段階での活動
    ・バリデーション計画(VMP)、URS(ユーザー要求仕様書)
    ・設計仕様(FS、DS、CS)、IQ/OQ(SAT)/PQ(UAT)の実施と記録
    ・バリデーション報告書など
 1.4 運用段階について
 1.5 その他の重要事項
    ・URS(ユーザー要求)とFRA(機能的リスク評価)の関係と重要性
    ・パッケージ機能と作りこみ機能の開発方法の違いとポイント
    ・Agileの利用について(医薬品製造業での利用ポイント)

2.データインテグリティー
 2.1 データインテグリティーとは
 2.2 重要ポイントについて
 2.3 システムでの対応のポイント
 2.4 運用での対応のポイント
 2.5 その他の重要事項
    ・紙記録での課題と対応について等

3.コンピュータ化システムバリデーションとデータインテグリティーに対応する為の具体的な対策
 3.1 グローバル対応におけるERP、MES、LIMS、WMS、DCS、SCADA、PLC等の役割(パッケージソフト活用、BPR導入、全体最適、システム連携等)
 3.2 製造管理システム
    ・MESの対応(レシピ作成の最適化と承認まで、Exception List活用など)
    ・DCSの対応(MESとの連携、レシピ作成とS88の利用など)
    ・SCADAの対応(機能別データインテグリティー対応例など)
    ・PLCの対応(データインテグリティー対応例、メンテナンス時の注意事項など)
 3.3 品質管理システム
    ・システム構成例
    ・データインテグリティー対応など
 3.4 その他の重要事項
    ・リスクベースド・アプローチ
    ・QbD(クオリティー バイ デザイン)

(質疑応答)

企業情報

株式会社情報機構

  • 住所東京都品川区大崎3-6-4 トキワビル3階
  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
  • URLhttps://johokiko.co.jp/

詳しく見る

TOP