株式会社情報機構

品質工学入門 ~フロントローディングを実現し品質問題を撲滅する品質工学の使い方~

2025/01/12

開催日 2025年3月18日(火)
開催地 Web


わかりやすい実践的 品質工学入門
~フロントローディングを実現し品質問題を撲滅する品質工学の使い方~


<Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴有り>

★実務へどのように反映し進めたら良いかわからないとお悩みの方へ!
 初心者にもわかりやすく、現場で役立つ実践的な知識とテクニックを学んでいただきます。


講師
TM実践塾 代表  芝野 広志 氏

講師紹介
*ご略歴:
 1980年 大阪市立大学工学部電気工学科卒業。
 同年 ミノルタカメラ(株)(現コニカミノルタホールディングス(株))に入社,
 OA機器の製品設計、開発業務に従事。
 2015年 コニカミノルタ(株)退職。
 2016年 TM実践塾代表 現在に至る

*ご専門および得意な分野・研究:
 品質管理、品質工学

*本テーマ関連のご活動:
 品質工学会(理事) 関西品質工学研究会(顧問)
 日本規格協会講師(品質管理、品質工学) 
 京都府特別技術指導員(企業指導、セミナー講師)
 品質工学会貢献賞、研究発表大会金賞、銀賞、優秀論文金賞を受賞
 【著作】
 (1)設計・開発・品質管理者のための基本機能ハンドブック(日本規格協会)
 (2)品質工学ってなんやねん(共著 日本規格協会)
 (3)入門パラメータ設計(共著 日科技連出版)


●日時 2025年3月18日(火) 10:30-16:30
●会場 会場では行いません
●受講料
 【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

 【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。

○セミナーポイント
 市場での品質問題は企業に多大な損失を生み、場合によっては企業存続の危機を招く、絶対に許されない重大な問題です。品質工学は、そのような品質問題を未然に防ぐための手法で、製品や技術の安定性をモノづくりの上流で確保することを狙います。シミュレーション技術との相性も良く、フロントローディングやモデルベース開発にも利用できることから、大いに注目される手法です。
 その特徴は製造時の工程条件の変動や、製品の経年変化、製品を使用する条件や環境の違いなど、製品の性能に影響を与える様々な要因(品質工学ではノイズと呼ぶ)があっても安定して機能する、耐ノイズ性に優れたロバストな技術・製品を設計することにあります。従来のすすめ方では、ノイズの無い理想状態で開発設計を進めることが多いため、最終段階になってノイズの影響による様々な品質問題が発生し、結局は手戻りが発生することになります。
 品質工学は、ノイズの存在を前提に開発を進め、ノイズがある状態で性能を満たすだけではなく、ノイズの影響を受けにくい製品の開発を行う手法、つまり開発の初期段階から品質を作りこみ、手戻りを激減させる手法であり、様々な分野への適用が期待できます。
 しかし、実際に導入となった場合、現場での改善・効率化に向け、実務へどのように反映し進めたら良いかわからない等の悩みが散見されます。
 そこで本セミナーでは、品質工学の基礎とその進め方について、初心者にもわかり易く説明するとともに、演習や実施例を交えて、現場で役立つ実践的な知識とテクニックを学んでいただきます。

★演習時、計算を行いますので、電卓をご準備下さい。
 (スマホ等で問題ございません)。


○受講対象:
 ・市場品質問題で苦労されている生産、品質管理、品質保証部門の技術者
 ・フロントローディング、モデルベース開発等を担当する開発、設計部門の技術者
 など

○受講後、習得できること:
 ・品質工学の基礎知識
 ・品質工学の導入・反映に向けた着眼点
 ・品質工学による業務改善・効率化のすすめ方
 など

○セミナー内容:

1. 品質工学とは
 1.1 その成り立ちと全体像
 1.2 品質工学の狙いと目的
 1.3 フロントローディングと品質工学

2. 基本機能の定義と評価
 2.1 基本機能の捉え方
 2.2 電球の基本機能
 2.3 演習1:基本機能の定義
 2.4 誤差因子について
 2.5 電球の誤差因子
 2.6 誤差因子のポイントと複合化
 2.7 直交表について
 2.8 演習2:誤差因子の抽出と複合化
 2.9 ばらつきを数値化する方法
 2.10 演習3:SN比の計算

3. パラメータ設計による機能改善
 3.1 パラメータ設計の進め方
 3.2 評価特性の決定
 3.3 因子の抽出と水準値の決定
 3.4 直交表への割り付け
 3.5 要因効果図の作成
 3.6 最適条件の決定と推定値の計算
 3.7 確認実験と結果の考察
 3.8 再現性を確保する意味
 3.9 演習4:パラメータ設計実験計画の立案
 3.10 演習5:最適条件の決定と推定値の計算
 3.11 覚えておくと便利なテクニック

4. フロントローディングの成功事例紹介
 4.1 機能展開(分解)による定着装置の開発
 4.2 CAE活用による熱処理装置の機能改善
 4.3 ギア用樹脂材料の開発

5. 導入・実践における落とし穴
  ~つまづきやすいポイントとその対応~
 5.1 品質工学はスピードが命
 5.2 品質を得たければ品質を測るな
 5.3 独りよがりの行動は禁物

6. まとめ、質疑応答

企業情報

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  • 住所東京都品川区大崎3-6-4 トキワビル3階
  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
  • URLhttps://johokiko.co.jp/

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