開催日 | 2024年6月18日(火) |
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開催地 | Web |
★自動車や電子機器の製造に用いられる【鉄・銅・リチウム・コバルト等】の多くの鉱物が"重要鉱物資源"と呼ばれ、これらの獲得競争が激化しています
★EUでも「重要原材料法案」が発効されるなど、各国の政策動向に注意しておく必要があります
★各企業は何を見て、どこから情報を得るべきか?
<鉄や銅・リチウムなど"重要鉱物"を扱う企業必見>
EU・中国(など主要各国)における重要鉱物獲得に関する法令動向
~EU重要原材料法等により想定される企業への影響~
<講師>
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
DTFAインスティテュート 研究員 平木綾香 氏
<日時>
2024年6月18日(火) 13:00-15:30
<形態>
Zoomオンラインセミナー
<受講料>
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名33,000円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき22,000円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名38,500円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき27,500円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
*受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。
<セミナーポイント>
■講座のポイント
クリーンエネルギーへの転換時代において、脱炭素効果と経済成長の両立を実現するカギとなるのが「重要鉱物資源」である。「重要鉱物資源」とは、例えば、鉄、銅、リチウム、コバルト、グラファイト、希土類元素(レアアース)等を指し、自動車・バッテリー・電子機器・医療など多岐にわたる分野で使用されている。世界各国でGXに向けた取組みが加速、特に電気自動車や風量発電用のタービンなどの技術発展に伴い、クリーンテックの優位性や重要鉱物の獲得競争が繰り広げられている。
そこで本セミナーでは、講師が専門とする地政学リスク・経済安全保障の観点から、「重要鉱物資源」に焦点を当てながら、EUの重要原材料法案を中心に、各企業・メーカーが注視しておくべき主要国の政策動向と狙い、今後の課題や展望などについて解説する。
■受講後、習得できること
・重要鉱物をめぐる主要国の動向
・EU重要原材料法案の概要
・重要鉱物確保に向けた取組みの課題や展望
など
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
EU重要原材料(CRM)法
米国インフレ抑制法(IRA)
■講演中のキーワード
重要鉱物、気候変動、脱炭素、再生可能エネルギー、GX
<講演プログラム>
1. 重要鉱物を取り巻く現状
(1) なぜ重要鉱物が政策課題として認識されるようになったのか
① 産業構造上のリスク
② 地政学リスク
③ 環境や労働者の人権に関するリスク
(2) 重要鉱物をめぐる主要国の政策動向
① 米国政府の取組み
② 欧州連合の取組み
③ 中国などの資源保有国の取組み
2. EU重要原材料法
(1) EUエネルギー政策の転換の背景
(2) EU重要原材料法の概要
① 対象とする重要原材料とベンチマーク
② 重要原材料のモニタリングメカニズムやリスク軽減に関する枠組み
③ 循環性・持続可能性の向上による環境保護
④ 輸入先の多様化と国際連携強化
3. 各企業・メーカーが行うべき対応及び情報収集、課題と展望
(1) 日本への影響
① 日本の経済安全保障における重要鉱物の位置づけ
② EU重要原材料法が日本や企業活動に与える影響
③ 日本政府や企業に求められる対応
(2) 今後の動き
① 米大統領選動向・米国の政策変更の可能性
② 米中摩擦の行方・シナリオ
③ インド、インドネシアなどグローバルサウスの動きと連携強化の可能性