株式会社R&D支援センター

承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略

2024/09/13

開催日 2024年12月23日(月)
開催地 Web

【開催日時】
2024年12月23日(月) 12:30~16:30

【講師】
メドペイス・ジャパン(株)Regulatory Submissions 杉原 聡 氏
主な略歴
東京理科大学理工学部応用生物科学科卒業。外資系製薬会社,外資系CROの日本支社,国内CRO海外部門,中国系製薬企業で。臨床開発,薬事,品質管理,安全性管理等を担当。2020年12月より現職。
主な著書,講演
 ・医薬品グロ-バル開発に必要な英語実務集,R&D支援センタ-,2018年6月29日刊
 ・Coordinating all elements of supply chain: Assessing NIMP import regulations
  to avoid delays at trial, Arena International,Clinical Trial Supply East Asia in Korea,
  2016年11月

【価格】
 非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)   会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

【趣旨】
日本での承認申請データパッケージにおいて海外データが利用されるようになって久しいが、ここ数年、要求される臨床データパッケージにおける日本人データと海外データのあり方に関する解釈の変化は著しく、そのため医薬品の開発戦略は劇的な変化を余儀なくされている。
国際共同治験に関する考え方もICH E 17施行に伴い、グローバル化すると同時に日本人データに関する考え方も一部変更されつつある。バイオ医薬品の増大,先駆的医薬品指定審査制度(旧先駆け)や条件付き早期承認制度の導入も契機となり、本邦でも治験に入る段階においてCMC、非臨床データのレビューも行われるようになった。また近年ではReal World Data。Historical Control,Modeling & Simulationの手法を用いた開発も注目されている。また昨年末には国際共同試験開始前の日本人のPKデータや忍容性データに関する取扱いを変更する趣旨の通知も発出せれている。
このような状況下においては、過去のCTDを分析した講演や、特定の数品目における成功事例を紹介した講演だけでは、これからの開発戦略の立案や現在直面している照会事項の対応等に対して十分な知見を与えうるものにはならないと考える。
本講演においては、過去における海外データの利用状況をレビューしたうえで、海外データ利用に関し発出された通知類の解釈を確認し、多様な分野(抗悪性腫瘍薬、血液製剤、CNS、免疫疾患、皮膚疾患、循環器,代謝内分泌、眼科、ハーバルドラッグなど)における30品目以上の対面助言その他の機構とのやり取りの過去15年の変遷も踏まえ海外データ利用に関する最新の動向を考察したいと考えている。
よって本講演は海外データを利用した日本における承認を目指している方はもちろんのこと、広く医薬品の日本における早期承認のための戦略や臨床試験実施に携わっている多くの方々の参考になるものと考えている。

【プログラム】
 1.国内開発と国際開発
  1-1 臨床データパッケージにおける 外国データの利用状況
  1-2 ブリッジング戦略から国際共同治験へ
  1-3 国際共同試験実施の考え方
 2.外国データの受入れと国際共同試験
  2-1 ブリッジング戦略
  2-2 民族的要因(内因性・外因性)について
  2-3 国司共同試験の基本的な考え方とICH E17
  2-4 国際共同試験に参加するための要件及びデータ解析
  2-4 国際共同試験の実施とドラッグラグ
 3.日本における早期承認取得のための制度
  3-1 世界の制度と日本の制度
  3-2 希少疾病用医薬品
  3-3 先駆的医薬品等指定制度
  3-4 条件付き早期承認制度
 4.品質、安全性分野(臨床以外)の考慮事項
  4-1 非臨床試験
  4-2 規格及び試験方法
  4-3 ICH M7 DNA反応性不純物の管理と評価
  4-4 生物由来原料と外来性感染性物質
 5.最近の対面助言等の事例より
  モダリティ: 合成品,核酸医薬,抗体医薬,ペプチド,血液製剤,生薬,再生医療など
  治療領域: オンコロジー,CNS, 循環器。代謝・内分泌。免疫・血液,感覚器など
  5-1 日本人のPhase Iの必要性
  5-2 海外における日本人Phase Iの実施
  5-3 Phase I実施における被験者の安全性確保
  5-4 日本人の症例数,Modeling & Simulationと統合解析
  5-5 治験実施におけるICH M7の考え方
  5-6 プロドラッグの開発の考え方
  5-7 用量設定の考え方
  5-8 生薬製剤開発時の考え方
  5-9 コンビネーション製品,併用医療機器の治験の考え方
  5-10 未承認薬を用いた臨床研究の建付け
  5-11 プラットホーム試験(アンブレラ,バスケット試験)
  5-12 ヒストリカルコントロール

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