開催日 | 2024年10月16日(水) |
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開催地 | Web |
【開催日時】
2024年10月16日(水) 13:00~16:30
【講師】
味の素(株)バイオ・ファイン研究所 プロセスソリューション研究所 プロセスソリューション研究室 セイボリーグループ 洗 洵 氏
【専門】
プロセス化学、分離工学、結晶工学
【略歴】
2012年 東京大学大学院 工学系研究科 博士前期課程修了
2012年 味の素株式会社 入社
2017年 岩手大学大学院 工学研究科 博士後期課程修了 博士(工学)取得
【価格】
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
★1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
【趣旨】
晶析は結晶を製造する多くのメーカー、研究機関にとって必ず行う単位工程の1つですが、確固たる理論体系が確立されていないため、「職人」と呼べるようなベテラン技術者の勘と経験で条件設定をしていることが多いです。本講習会では、基礎的な内容はある程度押さえながら、主にプロセスエンジニアに向けて晶析・分離工程構築における重要なポイントである品質と、生産性の観点にフォーカスし、演習も交えて解説いたします。
これまでの開発経験から、晶析工程の検討時に無意識に使っていた「職人技」の一端を分かり易く、原理原則に基づいて説明致します。
【プログラム】
1. 晶析の基礎
1.1.イントロダクション
1.2.晶析の役割
1.3.晶析方法
2. 結晶の品質制御
2.1.結晶に求められる品質項目
2.1.1. 粒度
2.1.2. 純度、不純物プロファイル
2.1.3. 結晶多形
2.1.4. 晶癖(結晶外観)
2.1.5. 溶解速度
2.1.6. 残留溶媒
2.2.結晶品質に関するトラブル事例
3. 結晶品質の検討
3.1.目標値、基準の設定
3.2.分配係数
3.3.付着母液率
3.4.分離時の洗浄
4. 演習
~分配係数の算出と不純物予測~
5. 生産性の検討
4.1.目標値、基準の設定
4.2.ダウンスケール系の構築
4.3.スケールアップ実例1 設計線図を用いたアミノ酸の晶析工程の設計