株式会社R&D支援センター

食品工場における異物混入の原因究明と防止対策

2024/05/02

開催日 2024年6月21日(金)
開催地 Web

開催日時
2024年06月21日(金) 09:00~16:00

講師
■第1部
(株)フジ環境サービス 技術顧問 高橋 朋也 氏

【略歴】
麻布獣医科大学(現麻布大学)卒業後、害虫駆除業界に入り一貫して有害生物防除技術開発を手掛ける。チャバネゴキブリ防除に係る行動性研究で日本衛生動物学会佐々賞受賞。日本ペストロジー学会常任評議員、NPO近畿HACCP実践研究会幹事などを歴任。「最新の異物混入防止・有害生物対策技術」(監修)、「環境衛生管理技術大系 ネズミ・害虫の衛生管理」(共著)。国際HACCPインストラクターやQMS審査員資格を背景に食品工場の衛生管理指導を実施。JFS-A/B監査員。2019年より現職(株式会社フジ環境サービス 技術顧問)。

【専門】
有害生物防除、食品安全


■第2部
MANO技術士事務所 代表 真野 仁孝 氏

【略歴】
1981年3月 帯広畜産大学 大学院畜産学研究科 農産化学専攻 修了
1981年4月 ハウス食品㈱入社(研究部門)
1983年4月 同社福岡工場(品質管理部門)
1995年8月 同社奈良工場(品質管理部門)
2003年8月 ハウスフーズアメリカ 出向(R&D部門)
2007年2月 食品充填包装会社へ出向(品質管理部門)  
2016年4月 ハウス食品㈱ 奈良工場(品質管理部門)
2019年4月 MANO技術士事務所 開設

【専門】
技術士(経営工学部門)、ISO9001審査員、ISO22000審査員補、JFS-A/B主任監査員、HACCP責任者、HACCP普及指導員

受講対象・レベル
■第1部
食品・健康食品・医薬品・容器包材メーカーの品質保証担当者

■第2部
工場の管理者・リーダー、品質管理担当者、及び外注部門管理者
必要な予備知識
■第2部
CODEX HACCP、食品安全規格(FSSC22000,JFS等)
習得できる知識
■第1部
異物混入を起こす虫の種類(形態と生態)、混入のパターン、混入を起こさない環境を確認する為の調査方法、実際の現場で活用する対策事例、混入発生時の対応

■第2部
①「毛髪混入」の経路・原因究明・再発防止の事例
②「設備由来異物混入」の経路・原因究明・再発防止の事例
③「金属片混入」の経路・原因究明・再発防止の事例
④マネジメントシステムと連携した異物混入防止対策

プログラム 第1部: 9:00~12:00
生産現場における虫混入の原因解明と防虫対策 【受講対象・レベル】
食品・健康食品・医薬品・容器包材メーカーの品質保証担当者 【必要な予備知識】
特にありません。 【習得できる知識】
異物混入を起こす虫の種類(形態と生態)、混入のパターン、混入を起こさない環境を確認する為の調査方法、実際の現場で活用する対策事例、混入発生時の対応 【趣旨】  食品衛生法改正によってHACCPの制度化が進められ、生産工場の食品安全レベルも確実に向上しているものの、依然として異物混入による回収事故が後を絶たない。その中でも虫を中心とした有害生物による被害割合は高く、未だに有効な対策が現場で打てていないものと思われる。本講座では、ターゲットとなる主要害虫の説明や基本的な防虫対策の内容、更にはFSSC22000等のグローバルガイドラインで要求される有害生物防除の考え方なども幅広く解説する。また、実際に混入が起こってしまった場合の是正策についても概説する。

【プログラム】  1.はじめに
 2.虫混入の実態とその被害度
 3.混入を起こす虫の分類と代表種
 4.虫混入のパターン
 5.防虫対策のための基本的な考え方
 6.防虫調査群
 7.防虫対策の実際
 8.虫混入発生時の対応【原因究明含む】

第2部:13:00~16:00
​ 食品工場における異物混入の原因究明と防止対策 
 ~HACCP制度化時代に対応した対策とは~
【受講対象・レベル】
工場の管理者・リーダー、品質管理担当者、及び外注部門管理者 【必要な予備知識】
CODEX HACCP、食品安全規格(FSSC22000,JFS等)

【習得できる知識】
①「毛髪混入」の経路・原因究明・再発防止の事例
②「設備由来異物混入」の経路・原因究明・再発防止の事例
③「金属片混入」の経路・原因究明・再発防止の事例
④マネジメントシステムと連携した異物混入防止対策
  【講演の趣旨、ポイント】
食品中への異物の混入防止には異物の性質、混入のメカニズム、異物検査法、混入防止策、異物混入をめぐる法規制等についての的確な知識が求められます。また、2021年6月に「HACCP制度化」が本格施行され、日本の食品工場はHACCPを基にした衛生管理を行っています。しかしながら、このような衛生管理が異物混入防止に役に立っているでしょうか。異物混入防止のためには、ハード面の対策だけではなく、マネジメントシステムのような「仕組み」と「実践」が必要です。消費者の信頼を勝ち得るため、 より良い食品の製造のために、工場の管理者・リーダー、品質管理担当者の知識向上と実践に結び付けるため、ぜひ 本研修をお役立てください。 【プログラム】 1.食品異物を取り巻く情勢 ~依然として減らない異物混入事故~
(1)異物と法律
(2)異物混入食品の実態
(3)食品衛生法大改正の中のHACCP法制化について
(4)一般衛生管理と異物混入防止対策 2.混入異物の検査 ~何が混入しているのか?原因追及~
(1)異物の定義と分類
(2)異物の検査方法
(3)異物混入原因の推定
(4)異物混入防止の5原則 3.毛髪混入対策
(1)「毛髪混入」の経路
(2)「毛髪混入」の原因
(3)「毛髪混入」の防止対策事例 4.設備由来異物混入防止対策
(1)「設備由来異物混入」の経路
(2)「設備由来異物混入」の原因
(3)「設備由来異物混入」の防止対策事例 5.金属片混入防止対策
(1)「金属片混入」の経路
(2)「金属片混入」の原因
(3)「金属片混入」の防止対策事例 6.マネジメントシステムと連携した異物混入防止対策
(1)再発防止するために必要なこと
(2)検証と内部監査を活用した継続的改善
(3)マネジメントレビューの活用
(4)まとめ

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