株式会社技術情報協会

アンメットメディカルニーズ・インサイト情報の発掘法と活用法

2023/02/05

開催日 2023年4月18日(火)
開催地 Web

<セミナー No.304114>

アンメットメディカルニーズ・
インサイト情報の発掘法と活用法

~製品評価・戦略構築への応用~


☆ 医師・患者の深層意識に眠る、本人達も意識しえない治療へのニーズをいかに捉えるか?
 マーケティングや開発戦略へのヒントとして、どのように活かせば良いか?
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■時間:10:00~17:00
■講師 
【第1部】(株)シード・プランニング 専務執行役員 佐々木岳 氏 
【第2部】東京薬科大学 非常勤講師 内堀雅之 氏 (元大日本住友製薬(株))
【第3部】中外製薬(株)  ビジネスインサイト&ストラテジー部 RWDスペシャリスト(ビジネス) 清水直人 氏 
■聴講料
1名につき60,500円(消費税込/資料付き)
1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
 → https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
 セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー配布資料は印刷物を郵送いたします。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
  複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
 万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

プログラム 

(10:00~12:00)
【第1部】アンメットメディカルニ―ズとペイシェントジャーニーを活用した戦略構築
(株)シード・プランニング 専務執行役員 佐々木岳 氏 

【講座主旨】
アンメットニーズはカスタマーのマインドの中に時に顕在的に、時に潜在的に存在する。疾患治療市場の成熟度や充足度によりアンメットニーズは様々であるし、ひとつの疾患市場においても医師と患者とではアンメットニーズへの認識が異なることは少なくない。立場の異なるステークホルダーのアンメットニーズを理解し、戦略に活用する上で、市場調査に基づくペイシェントジャーニーは有用なツールとなりうる。
ペイシェントジャーニーが医薬品・医療関連業界においてもかつてないブームとなっている一方、折角ペイシェントジャーニーを描いても、それが活用されていないケースも多いと聞く。
本セッションでは、アンメットニーズの掘り起こしとペイシェントジャーニー作成のノウハウ、さらにそこからインサイツを導き出し、マーケティング等の戦略に活かしていくポイントについて考えたい。
【講座内容】
1.アンメット・ニーズの概念
・インサイトとは?
・医薬品においてもマーケティングが重要な理由
・アンメット・メディカル・ニーズとは?
・顕在アンメットニーズと、潜在アンメットニーズ
2.アンメットニーズを掘り起こすには
・アンメットニーズ掘り起こしにはカスタマーへの理解を深めること
・市場調査からのアンメットニーズ掘起しには工夫が必要
・潜在ニーズの掘り起こしにはカスタマーの深層心理へのアプローチが必要
・アンメットニーズを掘り起こす考え方のプロセス
・アンメットニーズは異視点からの掘起しが必要 - 患者と医師の認識するアンメットニーズは違う?
3.アンメットニーズを探るマーケットリサーチの手法
・なぜマーケットリサーチを行うのか? 
・マーケットリサーチの種類、プロセス、医薬品マーケットリサーチの手法、定性調査・定量調査
・顕在アンメットニーズは仮説を検証し、ニーズのギャップを埋める事業機会のポテンシャルを探る
・潜在アンメットニーズは創造力で探る
・市場調査により得られたインサイツから方向性を導き出す
4.ペイシェントジャーニー
・ペイシェントジャーニーの意義
・インタビュー調査によるペイシェントジャーニーの作り方 
・アンメットニーズ・ペイシェントジャーニーからマーケティング戦略への活用
【質疑応答】
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(12:45~14:45)
【第2部】市場調査結果の解釈と製品評価・戦略構築への応用
東京薬科大学 非常勤講師 内堀雅之 氏 (元大日本住友製薬(株))

【講座主旨】
医療用医薬品市場における市場調査は一般消費財などと異なり解釈が難しいことが多い。まず単に市場調査のデータを考えても薬剤の対象疾患の患者数データ、既存品の売り上げデータや処方動向データをはじめとして多種の二次データが存在する。開発品で初期開発品から承認待ちの製品まで多くの調査資料がある。さらに企業が実施し得られる一時データを加えて最終的に製品のプロファイルを決定することになる。メディカルニーズがある程度満たされている市場においては入手できるデータだけで精度が高い製品評価の結果が得られる。しかしながら、メディカルニーズを見たしていない市場においては二次データが不足している場合が多く解釈の仕方によりその結果が大きく異なる事も多々ある。本講座では実例を紹介しながらアンメットメディカルニーズ市場の製品評価と戦略構築を考えるヒントを教示する。
【講座内容】
1.市場データが充実している一般的な薬剤における市場調査結果の解釈
①各種セカンダリーデータの活用法 
②市場予測の実践
2.市場データが不足している場合の市場調査結果の解釈
①活用可能なセカンダリーデータは? 
3.データ不足を補う調査法=データがない場合 
①必要とするデータの確定
②プライマリーデータの収集
③確度の高い売上予測を実践するには
4.精度の高い製品評価をし戦略構築を実践するには
①徹底したSTP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)
②セグメンテーションごとの戦略策定
【質疑応答】
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(15:00~17:00)
【第3部】リアルワールドデータを用いた海外市場のUMN調査と製品評価・戦略構築への応用
中外製薬(株)  ビジネスインサイト&ストラテジー部 RWDスペシャリスト(ビジネス) 清水直人 氏

【講座主旨】
R&D早期段階にあるプロジェクトにとって、適応症の選択および優先順位付けはプロジェクトの価値最大化に重要なステップである。疾患を定義し、患者集団の規模や治療実態を理解する際に、必ずしも開発を検討している疾患について十分な情報が入手できない場合がある。そのような場合、市場分析担当者は、市場調査を実施し、医師の意見を参考に現在の治療や、UMNなど患者像の把握、および開発の課題の抽出を検討することになる。医師からの情報は貴重ではあるものの、調査できる人数に限りがあり、ばらつきが多く実態をつかみにくい場合も多い。
本セミナーでは、これらの課題に対する重要な解決策の一つとして、米国のHealthcare Claims dataを取り上げ、その概要とR&D早期段階における活用を事例を交えて解説する。
本セミナーを通じて、売上予測や事業性評価においてRWDがどのように活用され、プロジェクトチームや上位者の意思決定に活用されているのかを学ぶこと、現在の課題解決の一助となることを期待している。
RWDの活用事例ではありますが、統計や機械学習を目的とするものではありません。
【講座内容】
・米国の各種医療統計の比較
・Claimsデータの特徴
・Claimsデータを理解する
・Claimsデータをまとめる
・claimsデータの活用事例
 ―ドットチャートやサンキーダイアグラムを使ったカスタマージャーニー分析
・Claimsデータの限界
・電子カルテとの比較
【質疑応答】

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