ライカマイクロシステムズ株式会社

【第20回ABiS電子顕微鏡トレーニング】「クライオSEMによる含水・液体試料の観察」

2024/01/11

開催日 2022年12月5日(月)
開催地 兵庫県

★創薬で注目のクライオSEM 実践トレーニング★

クライオSEMは、流動性のある試料を、化学固定をすることなく非晶質凍結させることにより、液体を含んだままの微細構造を、電子線ダメージを抑えた状態で観察できる非常に有用な手法です。生体組織や培養細胞などの生物系試料だけでなく、乳製品をはじめとしたエマルション、インクなどのスラリー、水や有機溶媒を主成分とする液体試料、ゲル状試料など幅広い試料に適用されています。また、化学固定や脱水、樹脂包埋、乾燥などのコンベショナルな試料調製過程で失われてしまう様々な可溶性物質を保存したまま、ネイティブに近い試料の観察をすることが可能です。バイオ系からマテリアル系まで幅広い分野において、液体を含む試料の微細構造観察に関して、今後の発展が大いに期待されています。

今回のトレーニングでは、含水・液体試料の ①高圧凍結 ②凍結割断 ③凍結切削(面出し)④クライオ・コーティング ⑤クライオSEM観察の各工程を、クライオトランスファー装置でリンクさせた “クライオSEMシステム” の実習を中心に行います。

■場所
兵庫県立大学 播磨理学キャンパス 研究2期棟
■スケジュール
12月5日(月)
  9:30-10:00 受付
10:00-12:00 クライオSEMに関する講義
13:00-16:00 高圧凍結・凍結割断
16:00-17:00 質疑応答・まとめ
12月6日(火)
10:00-12:00 凍結切削
13:00-16:00 クライオSEM観察
16:00-17:00 質疑応答・まとめ
*トレーニングは2日間のコースとなっていますが、ご都合により午後からの参加や1日だけの参加でも構いません。その場合、備考欄に参加日時を明記してください。
■講師
西野有里・宮澤淳夫(兵庫県立大学大学院理学研究科)
伊藤喜子・長澤忠広(ライカマイクロシステムズ株式会社)
■定員 10名 
※定員になり次第、締め切りとなりますのでご了承ください。
■参加費
10,000円

企業情報

ライカマイクロシステムズ株式会社

詳しく見る

TOP