G-column

パックドカラムの使いやすさとキャリラリーカラムの分離性能の融合

2024/08/20

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 G-column は内径1.2 mmのパイレックスガラスカラムの内面に液相を化学結合させたガスクロマトグラフィー用カラムです。キャピラリーカラムと同じ中空構造を持ちながら大口径なので、従来のパックドカラムやキャピラリーカラムにないユニークな特徴を持ちます。
 ほとんどのガスクロマトグラフに取り付けることができるので、分析の目的によってG-column とパックドカラムやキャピラリーカラムとを使い分けることが可能です。最長40mと長いため、パックドカラムに比較してはるかに理論段数が高く、高分離の分析ができます。
キャピラリーカラムでは困難な大量試料注入はG-column の得意な分析で、高精度の定量分析が可能です。G-column は内径1.2 mmの大口径なので大量注入が可能で、試料濃縮といった前処理が簡素化できます。試料はスムーズにカラム内に導入されるので熱分解しやすい物質の分析に最適です。
 液相は化学結合しているためブリーディングが少なく、不活性化処理されたカラム内面と化学結合型の液相は長期間安定、保持係数のバラつきも少なく、アルコール、酸、アミン等の吸着もないので、多くの化合物を同一カラムで分析することができます。

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