OCT分光器ユニット OC-300

試料内部構造や複雑な表面形状の非接触高速イメージングに貢献

2021/08/17

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OC-300 は、透過型回折格子を搭載した、高分解能・高感度・低偏光依存性を特長とするOCT(Optical Coherence Tomography、光干渉断面撮影法)向けの小型分光器ユニットです。
OCTは、光の干渉性を利用して試料内部の構造を高分解能、高速で撮影するイメージング技術です。近年、主に眼科での眼底検査機器に用いられていますが、非接触、非侵襲でリアルタイムに撮像できることから、その他の医療、化粧品メーカーでの肌内部血管構造の可視化、バイオ市場向けの細胞観察、金属加工部品形状測定など、さまざまな分野に応用できます。OC-300 はその柔軟な設計により、回折格子や一部光学部品を変更するだけで、各アプリケーションに応じて、可視光から近赤外までさまざまな波長範囲にカスタマイズできます。

特長
・高分解能・高効率
・低偏光依存
・コンパクト設計

OCTアプリケーション例
■ 肌内部の血管構造可視化
■ 3次元眼底像撮影
■ 複雑形状の金属加工品の高速形状計測
■ 細胞内部構造の3次元観察
■ 2次元高速膜厚測定

OC-300 仕様
波長範囲:790 ~ 890 nm
波長分解能:0.1 nm 以下
画素分解能:0.05 nm / pixel
回折格子(グレーティング):透過型
入射取り合い:シングルモードファイバー(NA 0.13)
寸法(検出器含まず):154 × 97 × 54 mm [W x D x H]
* 仕様は一例です。ご要望に応じて波長範囲や波長分解能、入射取り合い、検出器をカスタマイズして提供します。
 

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