nanoPartica SZ-100V2とゲル解析ユニットを組み合わせることで、てゲルが持つネットワーク構造の網目サイズの分布を、動的光散乱法を用いて簡便に測定することができます。
特長
・従来法(中性子散乱といった大型設備やゲルを凍結し低真空SEM で観察)ではできなかったゲル本来の構造観察が可能
・ゲルの機能設計に必要なゲル内部状態評価が可能
・調機能でゲルの温度影響を評価可能
<アプリケーション事例:セルロースナノファイバーの網目サイズ測定>
生体吸収性ハイドロゲルは、DDS 用材料として、低分子薬物の徐放キャリアや細胞を内包させて組織再生を促す再生医療への利用が期待されています。 徐放制御のプロファイリングには、ゲルの網目サイズと濃度変化に伴う網目サイズの変化を把握してゲルを設計することが必要です。 nanoPartica SZ-100V2 のゲル解析ユニットを使うことで、セルロースナノファイバー(CNF)の濃度の上昇と共に、密度が高くなり、ゲル化したCNFの網目サイズが細かくなる変化を確認できました。
nanoPartica SZ-100V2 仕様
測定原理:粒子径:光子相関法、ゼータ電位:電気泳動レーザドップラー法、分子量:静的光散乱Debyeプロット
測定範囲:粒子径: 0.3 nm ~ 10 μm (直径)、ゼータ電位:-500 mV ~ +500 mV (粒子: 2.0 nm~100 μm*)、分子量: 1000 ~ 2 x 107(Debyeプ ロ ット )、540 ~ 2 x 107(MHS式*3)
サンプルリングセル:キュベットセル(粒子径・分子量)、電極付きセル(ゼータ電位)
測定部光学系:光 源:半導体励起固体レーザ 532 nm 10 mW、ま た は 100 mW、検出器:光電子増倍管(PMT)
レーザクラス:クラス1
※オプション:ゲルの網目サイズ測定仕様
*試料に依存
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