開催日 | 2025年11月17日(月) |
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開催地 | Web |
【開催日時】
2025年11月17日(月) 13:00~16:30
【講師】
明治薬科大学 分子製剤学研究室 教授 深水 啓朗 氏
【価格】
非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) 会員: 46,200円 (本体価格:42,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
【習得できる知識】
・医薬品の結晶形態に関する基礎知識
・医薬品コクリスタルを新規に探索する手法
・医薬品コクリスタルによる原薬物性の改善および製剤設計
・医薬品コクリスタルの知財に関する情報
【趣旨】
医薬品原薬の物性を改善する方法の1つとして,コクリスタル(共結晶)の設計が注目されている.本講演では,医薬品原薬の結晶形態に関する基礎知識とともに,コクリスタルの基礎から製剤学的な応用例まで解説する.また,共結晶の開発を取り巻く最新事情についても紹介する.可能であれば,受講する2~3週間程度前に,希望する講義内容や質問を連絡していただくことで受講者のニーズに応えたい.
【プログラム】 1.医薬品の原薬形態に関する基礎
1) 医薬品原薬の結晶形態に関する定義
2) Cocrystalの歴史的背景
3) レギュレーションに関する話題
4) 知財に関するトピックス
5) クリスタルエンジニアリングによる設計
6) 計算科学による予測および評価
2.医薬品コクリスタルの製剤学的応用
1) 溶解性の改善と評価
a. 医薬品の溶解性
b. コクリスタルの溶解度
c. コクリスタル化により溶解性を改善した実例
2) 生物学的利用能の向上
a. コクリスタルを原薬とする製剤設計
b. BA改善に必要な過飽和時間の延長
3) 物理的・化学的安定性の改善
a. 吸湿性
b. 光安定性
4) 製剤学的特性の改善
a. 圧縮成形性の改善
b. 苦味マスキング
3.医薬品コクリスタルの新規探索および製造方法
1) コクリスタルの探索(調製)方法
a. 溶媒(スラリー)法
b. 粉砕法
c. 溶融法
2) 実生産を見据えた製造方法
a. 溶媒法
b. 溶融押出(ホットメルトエクストルージョン)法
c. 噴霧乾燥(スプレードライ)法 【質疑応答】