株式会社情報機構

食品用器具・容器包装の法規制

2025/07/03

開催日 2025年9月25日(木)
開催地 東京都

講師
(一財)化学研究評価機構 食品接触材料安全センター 
 企画調整室長 梶原 健世 氏
 情報調査・広報室長 石動 正和 氏

●日時:2025年9月25日(木) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
●会場:[東京・大井町]きゅりあん 5階第3講習室

◆第1部 セミナー内容
10:30-11:45、12:45-13:30
担当:梶原 健世 氏

■はじめに
 食品用器具及び容器包装において、2018年6月の改正食品衛生法でポジティブリスト管理への移行が示され、2020年6月に合成樹脂製の器具及び容器包装について施行された。その後、ポジティブリストの再整理、具体的な運用方法の整備等が進められ、2025年6月1日に改正ポジティブリスト制度が完全施行された。
 今回は、食品用器具及び容器包装のポジティブリスト制度の概要、改正告示の考え方、サプライチェーンの情報伝達の仕組みなどについて解説するとともに、完全施行に合わせて告示された規格基準の改正等についてご紹介する。

■受講対象
・食品用器具、容器包装の製造業、輸入業、使用者、検査機関
・食品用器具、容器包装に使用される添加剤の製造業、使用者

■本セミナーに参加して修得できること
・食品用器具及び容器包装のポジティブリスト制度の概要
・改正告示の考え方
・サプライチェーンの情報伝達の仕組み

■講演プログラム

1. 食品衛生法改正の背景

2. 器具・容器包装に関するポイント

3. 改正ポジティブリストの考え方

4. ポジティブリストの構成と読み方

5. サプライチェーンの情報伝達

6. 一般衛生管理、適正製造管理

7. リサイクル

8. 規格基準告示(370号)の「第3 器具及び容器包装」の部の改正

9. 新規申請の取扱い

10. 経過措置

11. 食品衛生法の考え方

12. 食品接触材料安全センターについて

13:30-13:45 質疑応答 (梶原氏)

◆第2部 セミナー内容
14:00-15:00、15:10-16:10
担当:石動 正和 氏

■はじめに
 海外における食品包装材料は、これまでのひと健康(安全・衛生)に係る法規制が開発されてきた。これに加え、先頃、特にプラスチックの環境問題により多くの法規制が制定、検討されている。欧州では2022年9月プラスチック食品接触材料リサイクル規則が公布され、2025年1月包装及び包装廃棄物規則(PPWR)が公布された。中国はこの間、食品接触材料製品国家標準を改正、制定した。タイは2022年6月保健省通知No.435により食品用器具・容器包装の規格基準を改正し、2025年6月施行する。
国連は2022年より政府間交渉委員会(INC)でプラスチック条約を検討しており、2025年8月INC-5.2で合意すると予想される。今回のセミナーではこうした海外の動きを分かり易く解説する。

■受講対象
・食品用器具、容器包装の製造業、輸入業、使用者、検査機関
・食品用器具、容器包装に使用される添加剤の製造業、使用者

■本セミナーに参加して修得できること
・海外における食品用器具・容器包装の安全衛生に係る法規制の最新情報
・海外における食品用器具・容器包装のリサイクルに係る法規制の最新情報
・海外に食品を輸出するとき使用する器具・容器包装に求められる規格基準

■講演プログラム

1. はじめに

2. 欧州の食品接触材料関連規制
 2.1 プラスチック規則(PIM)(2011年)
 2.2 シングルユースプラスチック指令(2019年)
 2.3 プラスチック食品接触材料リサイクル規則(2022年)
 2.4 マイクロプラスチック制限規則(2023年)
 2.5 包装及び包装廃棄物規則(PPWR)(2025年)

3. 北米(米国・カナダ)の食品接触物質、プラスチック包装材料関連規制

4. 中国の食品接触材料関連規制
 4.1 食品接触材料関連国家標準
 4.2 プラスチック包装材料関連規制の動き

5. ASEAN、インド、オセアニアの食品接触材料、プラスチック包装材料関連規制

6. 国連プラスチック条約制定の動き

7. おわりに

16:10-16:30 質疑応答 (石動氏/梶原氏)

企業情報

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  • 住所東京都品川区大崎3-6-4 トキワビル3階
  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
  • URLhttps://johokiko.co.jp/

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