開催日 | 2025年7月25日(金) |
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開催地 | Web |
☆図や写真を多数用いて、以下‘光触媒’の最新研究を共有いたします!
①光触媒の概要、②光触媒の材料、③光触媒の防汚機能、
④抗菌・抗ウイルス、⑤光触媒薄膜コーティング液開発と応用例。
【テーマ名】
理論・実用の両側面から学ぶ!
光触媒技術の基本原理と研究開発のトレンドや実務課題への最新アプローチ【豊富な実例解説付】
~光触媒薄膜コーティング液開発の実際等を含めて~
【講師】
信越化学工業株式会社
塩ビ・高分子材料研究所 開発部 主席研究員
井上 友博 氏
【経歴】
2005年 京都大学工学部 工業化学科 卒業
2007年 京都大学大学院 工学研究科高分子化学専攻 修了
2007年 信越化学工業株式会社入社、以後現職
・光触媒製品の新規立ち上げ:酸化チタンとシリケートバインダーの独自製法の開発、スケールアップ、塗布方法、用途開発から現場施工まで
・現在は光触媒コーティング手法の開発、テクニカルサービス
【専門および得意な分野・研究】
・ナノマテリアル(コロイド化学、界面化学)
・手法:電子顕微鏡法(SPM, SEM, S/TEM)、有機/無機合成
・研究対象:材料の形態・微細構造と機能の関係
【本テーマ関連学協会での活動】
・光機能材料研究会
・日本顕微鏡学会
・他、講演および書籍寄稿等
【開催日時(オンライン配信)】
2025年7月25日(金) 13:00-16:00
【受講料】
●見逃し視聴なし:1名40,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき29,700円
●見逃し視聴あり:1名46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
※詳細な内容やお申込み要領等は、下段「セミナーホームページを見る」をご参照ください。
【セミナーの内容】
■講座のポイント
本講座では、建材表面を衛生的に保つ技術として活用されている光触媒技術を中心に、外壁防汚から抗菌・抗ウイルスまで様々な応用展開について、製品の実例も交えて解説します。
光触媒とはどのようなもので、どうやって使うのかという基礎的なところからスタートし、コーティング液製品化における課題へのアプローチ方法や、実際の施工現場での利用方法に至るまでを一通り示します。図や写真を用いてイメージしやすいよう留意しながら、理論・実用の両側面で総合的に知識を得られる機会にいたします。
■受講後、習得できること
・光触媒の原理や材料に関する基礎的な知識
・防汚技術全般に関する知識
・抗菌・抗ウイルスに関する知識
・機能性無機薄膜コーティング液の実用例
など
■講演中のキーワード
・紫外線応答型/可視光応答型光触媒
・酸化チタン
・セルフクリーニング
・抗菌・抗ウイルス
・薄膜コーティング
■講演プログラム
1. 光触媒とは
1.1 身近にある光触媒
1.2 光触媒の歴史・市場
2. 光触媒の材料
2.1 触媒と光触媒
2.2 様々な光触媒:環境浄化と人工光合成の違い
2.3 光触媒の種類と選び方
2.4 酸化チタンの性質
2.5 光触媒反応のしくみ
2.6 可視光応答型光触媒
3. 光触媒の防汚機能
3.1 防汚の一般的原理
3.2 親水性と(疎水性)撥水性の違い:防汚性への寄与
3.3 光触媒のセルフクリーニング機能の原理と実例
3.4 大気浄化
4. 光触媒の抗菌・抗ウイルス
4.1 用語の定義
4.2 細菌とウイルスの違い
4.3 抗菌・抗ウイルス剤の一般的作用メカニズム
4.4 光触媒の抗菌・抗ウイルス機能の原理と実例
5. 光触媒薄膜コーティング液開発の実際
5.1 課題:透明性を高める
5.2 課題:光触媒活性を維持する
5.3 課題:密着性を高める
5.4 バインダーの種類
5.5 実用製品例
5.6 実証例
6. 光触媒薄膜コーティング液の応用例
6.1 現場施工例
6.2 部材加工例:フィルムコーティング
7. 質疑応答